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2007年11月13日

【 「パイナップルを料理に使うのはアリ?」に釣られてしまった 】

痛いニュース経由で「パイナップルを料理に使うのはアリ?」に釣られてしまった。

個人的に暖かいパイナップル、適度な酸味と甘味を持ったフルーツが料理に入っているのは大好きというのが釣られてしまった原因でもあるのだが、料理にパイナップルという行為が万人受けするものでないことも重々承知している。

昔々洋食屋の厨房でバイトしてた時、毎日の賄いを作るのが私の受け持った作業の1つだった。フロア5人、厨房は私をいれて4人、マネージャ1人の合計10人分。土日の忙しい時にはフロアは7〜9人だったか。もともと飯代を浮かすために始めた飲食店でのバイトなので、そこでバイト代をもらいつつ、ジブンの好き勝手に創作活動料理ができるというのは願ってもないコトだった。材料の制限がある中でも、シェフがやりたがらない雑多な仕込みに追われる中でも、それはそれでかなり楽しいものだった。

ある日のこと、賄いにカレーを作った。ちょっと凝ってみようかと思って、チャツネを入れようとしたのだがどうも見当たらない。チーフに訊いてみれば、先だって全部使いきってしまって、そのあと注文し忘れていたと言う。どうしようかと考えてると「E君これ
、あるやん」っとチーフが冷蔵庫の中から昨日のサラダバーの残りのパイナップルを出してきた。なるほど、これは妙案。私の方も「いいっすねぇ〜」とかなんとか言いながら、ホクホクと屑肉やなんかと一緒にそいつを炒めはじめた。作り始めたのは午後の3時頃だったか。

いわずもがな、カレーは日本人にとっての国民食の1つである。やはり賄いにおいても圧倒的な支持率を誇っていた。フロアを飛び回っている高校生のバイト連中、特に男子なんかは、カレーの時は「おまえ、飯食いすぎや。 客の分が無くなるやろ!」とみんなからモンクが出るほどに何度もおかわりをするのが常だった。

夜になって、最初の忙しい時間が過ぎちょっと落ち着いたところでスタッフの晩飯タイムが始まる。
その日も出だしは良かった。みんなはじめは美味い美味いといいながらパクついていた。

しかし、匙が進むにつれて妙な空気が流れ始めた。
そのうち高校生男児の一人が神妙な面持ちで「Eさん、これ…、なんか変なモンはいってる…」っと。そうすると他の連中も「そうだ、そうだ」と言わんばかりの目つきで一斉に私の方を見た。作ったのは私だし、変なもんなど放り込んだ覚えもない。「ナニさ?」と言って彼の匙の上にあるものを見てみれば、ナンのことはない件のパイナップル。

「なんや、パイナップルやないか。酢豚のヤツと同じや。気にすることあらへん! チャツネの変わりや。」っと私が返すなり一斉にブーイングが始まった。こんなにブーイングがでるとは予想だにしていなかったので、少々面食らってしまった。チーフも私も「ナンで? 美味いやん。」と言うカンジだったのだが、どうもその意見は一般的ではなかった様子。チーフは混乱の現場を抑えるべく、救済措置としてステーキを提供することを提案して、その場を乗り切った。

っと言うわけで「E君、これ、150gずつ切って焼いたって。」っと冷蔵庫からロースのブロックを出してきた(ロースかよ、しかも焼くのはオレかよ、とかその時は思ったが)。

結局、残ったカレーは3〜4日かけてチーフと私の晩飯にしてたいらげた。みんなが賄いを食ってる時、私たちだけ厨房の隅の方で「ナンでこんなに美味いのにみんな食わんのやろ?」とか2人でブツクサ言いながら食った…、背中に痛いほどスタッフの睨みつける視線を感じながら。

P.S.
ちなみに私はパイナップル(パイナップルたっぷりの白楽天の酢豚なんか、目の前に出されると小躍りしちゃいますヨ)はもとより、酢豚に入ってる「暖かいキューリ」も好きです(もちろん飾り切り希望)。

皆さんは「料理に入った暖かいキューリ」は好きですか?

|by Nagarazoku : 10:14コメント (2)トラックバック (0)

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酢豚ですか・・・良いですよね。パイナップルも大歓迎、酢豚を食べながら、ビールがすすむというものです。

食べ物のエントリー、いつもそそられます。

投稿者 DotComi : 2007年11月19日 21:54

>DotComi様:
コメント、アリガトウゴザイマス。

実は、私は酢豚/咕老肉が大好物なんですよねぇ。甘酢の味もさることながら、揚げる、焼く、煮るというプロセスがギュっと詰まっていて、中華料理のダイナミズムを感じるんですよ。ビールとの組み合わせも、やはり絶妙ですよね。

店によっては野菜系を一切入れてないトロコや(新宿の老辺餃子館もそうです)、パイナップルはもとより赤や黄色のパプリカまでもが入った華やかなものまで(白楽天はコレですね)その実践はイロイロですが、ま、ここはひとつ素直に楽しむ立場を貫きたいと思う今日この頃だったりします(意味不明)。

投稿者 Nagarazoku : 2007年11月21日 12:05




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