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2007年06月28日

【 静かに、そして確実に、オンラインストレージへの流れ 】

M$も本格的にオンラインストレージへの参入を開始した。
Microsoftは米国時間6月27日、「Windows Live」で写真共有サービスとウェブベースのホステッドストレージサービスを開始する。これらのサービスは今のところ、事前に選ばれた数千人のユーザーのみが利用できる。

1つ目の新サービス、写真共有の「Windows Live Photo Gallery」(ベータ版)は、本質的には「Windows Vista」に組み込まれている「Windows Photo Gallery」のアップグレードといえる。だが、「Windows XP」にも対応した。写真管理プログラムが拡大されており、ユーザーはブログサービス「Windows Live Spaces」に写真をアップロードできるようになった。

2つ目の新サービスである「Windows Live Folders」(仮称)はオンラインストレージツールで、ユーザーはファイルをバックアップしたり、友人と共有したり、一般に公開するなどのことができる。ベータ版プログラムでは、テストユーザーは500Mバイトの容量を利用できた。Windows Live事業グループ担当ゼネラルマネージャ、Brian Hall氏によると、誰とでもファイルを共有できるが、ファイル共有に招待された人はWindows Live IDを利用してユーザー認証を行う必要があるという。
[ 出典:MS、写真共有サービスとオンラインストレージを発表@japan.cnet.com ]
いつものM$らしく、立ち上げはやや後手に回っているなと言う感もある。ただ「立ち上げは」と勿体をつけて書いても、果たしてインターネットがコンシュマーの世界に降りてきた時の対Netscape戦のような戦績は残せないだろうという風にも、思っている。

確かに数の上では圧倒的なシェアを得ることができるかも知れないが、果たしてそれがビジネスの上での成功なのか、それとも単なるリソースの食いつぶしになるのかは、今はまだ読めない。こういう時にブランドを確立してしまっていると、それがかえって足枷になりかねないという例は数々見てきているし。

しかしながら、M$が本格的にこの分野に参入してきたということはトレンドが本格的にこちらの方向に向いていると判断しても間違いない。メジャー・バージョンアップが囁かれている.Macもこの方向だというし。

将来的にはどうなっていくのだろうと考えた時、テープ・バックアップのティアのような考え方に落ち着くのではないかと、そんな風にも最近思っている。要するに利用している端末で、アクセス頻度の高いデータなりファイルなりはローカルに用意されたミニマムなストレージ領域に、そして利用頻度の低いものは、ユーザのビヘビアに応じて適切なティアのリモートのストレージ(要するにオンラインストレージ)へ格納されるようになるだろう。もちろんデータやファイルの共有設定も行えるようになって。

そしてiTunesなどにDLされている音楽ファイルも、将来的にはリストのみを読み込み(要するにSecondLifeのクライアントにおけるinventoryのように)、ファイル自体をローカルに持つ必要がなくなっていくのだと思う。自身がオンラインじゃないときを想定して「どうしても手元に…」と言うユーザには、それこそiPodがストレージデバイスとしての真価を発揮するだろうし。

そう言う風に妄想をひろげていけば、現在のクライアントOSではまだ足回りが重たいし、かといってシンクライアントでは融通が利かない部分も多々ある。昨今のオンラインストレージの効率的な利用を見越した新しい軽量OSが登場する日も、もうそんなに遠くないとのだろうなぁと思う(その1発目のAppleからのジャブが、ケータイの姿を借りたiPhoneなのかどうかはまだ定かではないが、やはりそれに期待してしまうのは私が信者だからだろうか)。

|by Nagarazoku : 11:28コメント (0)トラックバック (0)

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