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2007年06月20日

【 プラムの季節 】

この時期になると、毎年楽しみにしていることがある。八百屋に行くって、その軒先に並べられている果物の中に、ほんの一瞬だが酸味の強いプラムが姿を見せるからだ。私はコレに目がない。

今ではもう甘みの多い品種が主流になってしまっていて、しかもそちらの方が市場に出回ってる時期が長いものだから、この「酸っぱい」プラムはヘタをすると食い逃してしまう年もある。

なんでそんな酸っぱいプラムがすきなのかと訊かれてもチョット困ってしまうのだが、もうこればかりは嗜癖なのでナンともカンとも説明できない。いくつのころだったか忘れてしまったのだが、まだ小学生の頃、始めて食ったこの酸っぱい「桃みたいな果物」の味に感動して、それ以来大人になったら食いたいだけ食ってやろうと、ま、月並みな思いを心の中に持ち続けてきた。

ところがである、いざ当人が大人になってみれば「酸っぱい」桃みたいなヤツはあまり八百屋や果物屋の軒先に並ばなくなった。この「桃みたいな果物」の名前も「プラム」だとちゃんとわかっていても、並んでないものは買いたくても買えない。ちょっと似てるからと言って、並んでるやつを買って帰ってみれば、単なる「甘い」スモモだったりして、ガックシと肩を落としてしまったコトも少なくない。

最近ではちょっと賢くなって、必ず買う前に「これって、甘くない酸っぱいやつだよね?」っと、かならず訊いてから買うようになった。まぁ、運よく「そうそう、酸っぱいやつ」と言う回答が帰ってくるのは10回に1度程度なのだが…。

この20年の間、甘い果物が珍重されてすぎて酸っぱい果物をあまり見かけなくなった。小学校の遠足の時にオヤツに持って行った「酸っぱい」青いミカンとか、「酸っぱい」青リンゴとか…。ちょっと身体が疲れたときに「シャキ」っとさせてくれるあの味は、やっぱり他では代用できないように思うのだが。

先日、いつも買い物に行く八百屋の軒先に4パックだけプラムが並んでいた。

店の親父に「これ酸っぱいやつだよね?」と訊くと「そう、酸っぱいやつ」とすかさず返ってきた。女将さんの方はいつも私が酸味の多い「青い」バナナを買っていくので、この嗜癖を知っていて、レジのところから私の方を見てニヤリとしていた。親父の方は先の台詞に「ほんと、最近は少なくなったんだよねぇ」と続けた。

と言うことで今年は運よく2パックをゲットした次第(さすがに4パック全部というのは、ちょっと他のお客さんに申し訳ないのでエンリョした)。

|by Nagarazoku : 08:27コメント (2)トラックバック (0)

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最近のなんでも甘くすればOKの風潮には,かなりふてくされ気味です.フルーツなど元々甘いものをさらに甘くするのはまあ許せるとして,トマトなど本来甘くないものまで甘くしてしまうのはいただけません.甘いことにそれほど価値が見出せないのですけど,世間ズレでしているだけかもしれません.
酸っぱいと言えば,タコ酢とかサンラータンとかの料理を思い浮かべるのですが,果物にまでそれを求めるというのは,ながら族さんは,かなりの酸味党とお見受けします.レジの女将さんの気持ちがわかります(笑)

投稿者 yanz : 2007年06月20日 18:46

> yanz様:
コメント、アリガトウゴザイマス。

甘みと言うのはお脳に直接働きかけるので、あながちヒトがそれを追い求めても不思議ではないのですが、昨今の風潮は…。やたらとコクと旨みを求めすぎるのも、やはり同じような流れでしょうか。

私の場合はタダ単に身体が疲れてて、酸味を求めてるという可能性もあるのですが…。

投稿者 Nagarazoku : 2007年06月25日 21:15




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