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2007年06月07日

【 iPhoneの広告のムービーから思う 】

iPhoneの広告のムービーの中に、Googleマップからロケーションを探して、そこへ電話をかけるというシーンがあるのだけど、あれを見た瞬間、ジョブズがNeXTを起したときと同じビジョンの元に全てを進めているのだと気が付いた。

彼のバイオグラフィは何冊か出ているけど、その中のどれだったかに(スマヌ、忘れてしまった)、立ち上げ当初のNeXTで彼が目論んでいたパーソナル・エージェントについての言及があった。誰かに電話をかけたいと思って住所録のどこかに埋もれている名前を、おぼろげな記憶から引っ張り出して声にだして言えば、コンピュータが反応して検索し、直接ダイヤルしてくれる…、と言うようなシーンだったと思う。

バックエンドがより広大なものになり、インタフェースがよりリッチになったったことをのぞけば、先のムービーの1シーンは、世の中が確実にジョブズが思い描いていた世界に近づきつつあることを示している。もっとも、そうれを率先して具現化しているのが彼自身であることは、言うまでもないのだが。

iPhoneは、今のところケータイデンワというカテゴリの商品と言う位置付けになっているものの、よくよく見てみれば、これはiMacで彼が描いていた世界に近いという気もする。不要なものを省き、必要最小限の直感的なインタフェースを持ち、そしてインターネットのチカラを上手に利用するデバイス、と言うカテゴリの製品。

当然、この延長線上に同等のシンプルなインタフェースを持つ非携帯デバイス、もしくは宅内専携行用デバイスが登場する可能性もある。置き換わるのは言うまでもなく固定電話機。ケータイデンワが普及したといっても、いまだ固定電話はどこにでもあるデバイスだし、それに置き換わってなおかつiPoneプラスの機能とインタフェースを持ち、iTVと融合した宅内ワイヤレスデバイスが登場しても良いと思う。Macを立ち上げるまでもない、もしくはMacの前に座るまでもない、もしくはMacbookを膝の上にのせるまでもない場合に…、と言うシーンを想定したデバイス。

NTTがL-modeと言う商品で大ゴケしたこともあったが、Appleなら難なくこのアイデアを形にできそう(実をともなって)な気がする。

iTunesを開発したときに、iPodを開発していたときに、Dashboardを開発したときにAppleがそういうことを意識していたかどうかはわからないが、少なくともジョブズの頭のなかにはそういうビジョンも含まれていたに違いないと、iPhoneの広告のムービーを見たときに思った。

|by Nagarazoku : 10:52コメント (0)トラックバック (0)

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