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2007年05月11日

【 やっぱり、Solarisは使いにくいのよ 】

なんかjapan.cnet.comにホゲな記事が出てた。お題目は"サン、「Project Indiana」で「LinuxのようなSolaris」を目指す"だそうで、なんだかやっぱり末期的な症状からいまだに抜け出せてないのが手にとるようにわかる。

えっとね、小規模にちょこっと使ったりするのにSolarisは大変使いにくいのですよ、正直なハナシ。使えないとか、使い物にならないとかそう言うのではなくって、気が利いてるところもあるし、これはいいなと思えるツールもあったりするのだけど、それとてある程度のボリュームで導入して一元管理環境を整えて、っといった気合が先に必要になるのですよ。ちょこっと入れて遊ぶだけならまだしも、プロダクションラインでやるならやはり包括的な視点から見たコストや生産性を考えなければいけないし、そうなってくればコマンドのオプションが違ったりとか、そういう些細なことがけっこう手枷足枷になってくるのよ。
LinuxとSolarisはともにUNIXから枝分かれしたOSで、たとえソースコードは違っても、近い存在である。しかし、Murdock氏が8日に述べたところによると、LinuxユーザーがSolarisを試してみることは、まったく困難だったという。

同氏はインタビューで「非常に馴染みにくいものだった。深い溝があったのだ。Linuxを熟知している人たちがSolarisにも馴染みやすいようにする必要がある」と述べた。
[ 出典:サン、「Project Indiana」で「LinuxのようなSolaris」を目指す@japan.cnet.com ]
と本文にあったけど、そもそもこういう事態に今の今まで気が付いていないその企業姿勢と言うか殿様感覚がイチバンの問題(LinuxはUNIXから分岐したものではないとか、当初近かったのはコマンドパスだけだよとか、全く困難なユーザはLinuxすら使えているか怪しいものだとか、そういう突っ込みはこの際割愛しよう)。

本文では続けて改めてワークステーションのデスクトップ環境の重要性を述べているが、これとて当たり前田のクラッカー的な事で、ワークステーション・ユーザをほったらかしにしといて「今更何を言ってるの?」と思えなくもない。結局、響きの良いサーバ市場での地位の確立に躍起になった過去の負の遺産を未だに引きずってるということの裏返しでしかないし。そのサーバ市場でも利幅の少ないボリューム・サーバや既存ミッドレンジ・サーバでのリプレースではそこそこの結果を出せてはいるものの、冷静になって見れば何一つ事態が好転しているわけでもないし。

ま、だからこそ焦ってるのだろうけど(で、ようやく根本的な問題に気が付いたんでしょ?)。

SolarisをLinuxよりも優れたLinuxにする(原文では"we make Solaris a better Linux than Linux"で、ちょっとニュアンス的に「Linuxにする」と訳してしまうと誤解されかねないのだが…、ま、私の仕事じゃないからいいけどね[ 参照:Sun hopes for Linux-like Solaris@news.com.com ])と言う発想自体がおこがましいと言うか、けっこう経緯を知ってる人間からすればシラケてしまう。皮肉っぽく言えば、ひょっとするとモノがSolarisだけに、Stanisław Lemの小説じゃないけど願望が現実のものになる可能性が無いとは言えないし。

大所帯をかかえている以上今更原点には戻れないだろうしね。いやホント、どうすんだろうねぇ。ヘタに間口を広げない、当初の路線を途中で変に変えない、大風呂敷を広げないという意味での反面教師としての役割は果たしてくれているのだけど…。

|by Nagarazoku : 11:30コメント (0)トラックバック (0)

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