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2007年05月18日

【 K10D::カメラグランプリ2007受賞 】

PENTAXのK10Dがカメラグランプリ2007を受賞したらしい。

1ユーザとしては嬉しい限り。正直カメラ暦も浅いし、偉そうなことを言えるようなものでもないのだが、K10Dはよくできたカメラだと思う。なにがよく出来ているのかと言えば、もうそれはバランスの良さにつきると思う。イメージセンサの話や画質はできてあたり前のことだからバランスの良さに含まないとしても、盛り込まれている機能もそうだし、それら機能を呼び出すための操作性もそうだし、大きすぎず小さすぎない筐体のサイズもそうだし、驚異的に安いと言ってもいい価格だってそうだ。これらのトータルバランスがズバ抜けてると思う。

その人が贔屓にしているメーカーが無いのであれば、K10Dは、迷わずその人に買うことを奨められる製品だろう。

誤解を恐れずに書いてしまえば、入門機だとか中級機だとか上級機だとか言う表現が大嫌だ。なんだか持ってる機械であたかも撮れる作品の中身が決まってしまうような印象を与えてしまうのが大嫌いだ。特定の条件を追いかけて撮っているのでないかぎり、昨今のデジタル一眼レフにこういったxx機というカテゴリ分けは不要だと思う。いや、ユーザを右往左往させるだけで、かえって悪影響なだけだと思う。

入門機と呼ばれる機種でもプロのカメラマンが使えばきちんとおカネをもらえる絵がコンスタントに撮れるし、それはある程度経験と知識のあるユーザだって同じ事で、そういう絵を撮れる。ちゃんとセットを組めば何の問題もなく商業印刷レベルで使えるような物撮りだってできるし、きちんと測光して丁寧に撮れば戸外でのネイチャー写真だって意図したものが撮れる。

芸術性を求める写真であれば、それこそカメラ自体の素性は関係なく純粋に作品そのもので決まってしまうだろうし、そうなれば益々カメラ自体の素性や機材自体の素性は関係なくなってくると激しく思う。

そんな意味があって無いようなカテゴリ分けの中で、K10Dが中級機に分類されてしまっているあたりが、どうも納得できないので、こんなことを書いてしまっているような気もするが、何が言いたいかと言えば、要するにおカネだけでは手にはいらない開発者の「思い入れ」がギュギュっと凝縮されたのがK10Dだと言いたいのだ。それがバランスの良さとなって現れているのだ。

経済的な問題を別にして、フルサイズ・イメージセンサを搭載した某社のデジタル一眼レフ最上位機種とK10Dを並べられても、自分のニーズを考えれば迷わずK10Dを選ぶと思う。そこには機動性という物質的なニーズも含まれていれば、「撮れた」と言うよりも「撮った」と言う感性の部分を残しておきたいという精神的なニーズも含まれている。

必要にして充分と言う言葉もあれば、無用の長物と言う言葉もあるように、道具と言う視点から見れば、結局はユーザが自分のニーズを見極められるかと言うのが一番重要になる要素だと思う。そういった意味からしても、ユーザが自分のニーズを見極められない場合に一番奨めやすいのがバランスの取れたK10Dだったりする。

PENTAXが買収話の所為で右往左往しているように見られている今、今回のグランプリ受賞は本当にうれしい話だと思う。これからも枠組みにとらわれずに、こういった製品を生み出して行ってほしいと思う。そういったことが出来るのは、たぶんPENTAXだけだと思うから。

|by Nagarazoku : 08:05コメント (0)トラックバック (0)

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