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2006年12月09日
【
駅のそばの廃墟系が消えてしまう前に 】
JR山手線の駅のすぐそばにこの建物はあって、実を言えばもう建て替えの計画は進んでいて、将来、何年か先には消えてなくなってしまう。それでもまだここで生活してる人もいるし、1階の店舗部分では、まだ商いをしてる人だっていてる。更新が出来ないのを承知で、立地の割りに敷居の低い条件をのんで、あえて入居したり、店を構えたりする人だっていてる。
この建物の中の構造を見てると、そこはまだ日本という国が一所懸命だった頃の面影が残っている。一所懸命の日本で、駅前の一等地に、当時はこれでもかと言う立派なつくりで立てられた建物だと思う。
今は昔。
決して廃墟ではないけど、外の華やかさと比べてしまえば、やはり廃墟に近いものがある。三階まで階段で登って、そこからが上階へのエレベータという摩訶不思議な構造も、その感覚に拍車をかける。どこか忘れられた異国の、知らない街の中に踏み込んだような錯覚に陥る。
無くなってしまうのはあまりにも勿体無いような気もする。でも、やはり時代の流れには適わない。通り過ぎる人が変わって、住む人が変わって、街が変わってしまえば、やはり建物も変わらざるを得ないのかも知れない。
本当は寂しげに西日が差し込む光景を撮りたかったのだけど、この際そんな贅沢は言わずに、私的な意図を交えず、消えてしまう前に、忘れてしまう前に、ありのままの姿を幕の奥に焼き付けておいた。

|by Nagarazoku : 02:41|コメント (0)|トラックバック (0)|
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