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2006年12月01日

【 その明暗を分けたのは何だったのかという質問を… 】

「その明暗を分けたのは何だったのか?」という質問をGoogle Answersに投げてみるというのは、反則技なのかなとも思えますし、でもやっぱり投げてみたい気もします。

業界関連のニュースだけならまだしも、NY Timesのトップでも報じられるくらいですし。やっぱりGoogle様のつまづきは、たとえそれが小さなものであったとしても、ニュース・バリューがあるんでしょう(Googleの六文字を配するだけで、記事本文へのトラフィックも稼げるでしょうし)。
SAN FRANCISCO, Nov. 29 — Google said today that it would shut down Google Answers, a service that allows users to pose a question to a panel of researchers and pay for a helpful answer.

The service, which started about four years ago, failed to gain much traction with users, especially when compared to a rival service offered by Yahoo, which is free.

“It was not one of our most popular products,” said Sunny Gettinger, a Google spokeswoman.
[ 出典:Google Is Shutting Down Answer Service@nytimes.com ]
4年越しでダラダラやってたら「大衆の間で依然ポピュラリティの高いYahoo!が後出しジャンケンで提供したサービスの方に抜かれちゃった」って感じなんでしょうか。それともやはりGoogle様のこういう特化サービスにへ目を向けるのは、ディープでギークな人たちが多く、一般大衆にとってのポジショニング戦略が甘かったととらえるべきでなのでしょうか。

遅々として進まぬプロジェクトも、組織の肥大化が進む中でエンジニアの20%ルールの維持も、益々困難に直面していると消息筋が伝えているのも事実でしょうし。

そいえば、この件に関するO'RILLY radarのエントリは、表題共にもっと辛辣な口調でしたね:
Yahoo! Answers, which relies on the community to answer user's questions for free, has taken off. Google Answers, which relies on vetted researchers to answer user's questions for money, has been stagnant and recently drooping in market-share. Microsoft's QnA Live has a similar model to Yahoo!, but ceded the first-mover advantage and has not caught on as quickly. I think Google realized that their model was not scaleable and that it was going to be a distractor for their engineers in the future -- better to kill it now and make room for another, better service.

What all of these companies are looking at is the success of Korea's Naver. Naver was an also-ran search engine in Korea that rose to the top after the launch of their Knowledge Search (a service which relies on the community to answer user's questions for free). Yahoo! Answers seems to have the community magic needed to make this work in the US and, like Naver, integrates the community knowledge throughout their site.
[ 出典:Google Answers Shuts Down; Yahoo! Answers Up and Running@radar.oreilly.com ]
結局のところ、コミュニティへ質問を投げ、無償でその答をコミュニティから得て、その過程も含め「知」(そう呼べるレベルのものでないにしても)の共有として還元することで労力を無償とすることへの対価を相殺するモデルが支持されていると言うことでしょう。回答に対する妥当性検証/評価も、コミュニティ側から広くフィードバックを得ることができるのであれば、ノイズの多さも大きな分母で吸収できそうですしね。

|by Nagarazoku : 00:00コメント (4)トラックバック (0)

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お寒うございます

そうですか、この手のサービスって、日本でも随分早くから始めていた気が。リクリートのISIZEってのが2000年にはありましたし、その後閉鎖されたあとは、マイクロソフトが、答えてねっとなどを始めたり。OKWaveとかが始まって現在も続いています。マイクロソフトの「答えてねっと」はつい先日サイトのリニューアルに失敗し、数ヶ月もサービスを停止していたことで、笑いものになっていたりしました。

私も個人的に、「教える君」だったりしますので、ISIZEの頃からこの手のサービスには参加していたりするのですが、こういうサイトは日本だけだと思っていたら、外国でも盛んなんですね・・・意外w

まあ、アメリカ人などは、遠い外国まで兵隊などを送って、国を挙げていらないお節介を焼いてくれる国ですから、向こうの方が一枚も二枚も上手なのかも 爆

投稿者 DotComi : 2006年12月02日 09:36

>DotComi様:
コメント、アリガトウゴザイマス。

朝晩めっきり冷え込むようになってきましたねぇ。

自然文解析/検索+α教えて的なサービスの老舗としては1996年当初からゴソゴソしはじめてたAsk Jeevesが草分け的存在ですね。その後、後進のプロフェッショナル&プチ有料な回答サイトに圧されて普通の検索サービスの提供が主体となり、さらに紆余曲折あって、なんだかパっとしないものになってしまいましたが。その紆余曲折の中で日本への上陸も2004年まで遅れてしまい、名前もなんだか良くわからないAsk.jpってなものになってしまいました。
当初かかげていた野望がまるでゴム風船がしぼむように小さくなっていくのは、ハタで見ていてすごく寂しいなぁと思ったものです。


草の根BBSやニューズネットやメーリング・リストのように、案外コノ手の「おしえて」サービスは海外の方がお盛んのような気がします。きっとその背景には「伝える者」の技量を問われるという部分があるのではないかと、密かにそんな風に思っていたりもするのですが。

日本では社会通念上「訊く者/聞く者に、キチンと内容を把握する責任がある」と言う部分に重きが置かれていますが(その割合は決して過大なものではないにせよ)、欧米圏の文化では、コミュニケーションにおいて「伝える側に、キチンと伝える責任がある」と言う部分に重きが置かれています(それがどれ程実を結んでいるのかと言う数量的な結果については、この際抜きにして)。恐らく、これは「与えられるものがあるものは、求めるもに与えよ」な思想的/宗教的背景に遠因があると思われます。

文書作成術でも、先ずアウトラインを書き、サマリを書き、ブレークダウンを書き、ダメ押しで再度サマリを書いてから結論に至ると言う、日本人にとっては超回りクドイまでの手法が今でも珍重されているのは、この「伝える側のパフォーマンス」が問われるからなのでしょう。

ま、一言で言えば確かに「なんにつけ、お節介すぎる」キライもありますね。

あ、いやもとい「気が利いて間が抜けてる」的かも。そして「馬の耳に念仏」と言う結果が往々にしてあるというのも…。以下省略。

投稿者 Nagarazoku : 2006年12月02日 10:56

早速のコメントありがとうございます。

> 日本では社会通念上「訊く者/聞く者に、キチンと内容を把握する責任がある」
> と言う部分に重きが置かれていますが(中略)
> 欧米圏の文化では、コミュニケーションにおいて「伝える側に、キチンと伝える
> 責任がある」と言う部分に重きが置かれています

そうですね、聞く前に問題点を整理して・・という文化が日本には無いのかもしれませんね。「分からないところが分かれば、問題点の80%が分かったも同じ」という言葉を聞いたことがありますが、「そうすれば聞かなくても分かりますよ」という事なのかもしれません。

まあ、質問するにしても、質問する方が分からないことは、聞いている方も分からないことは、しごく当然のことなのですが。ひょっとすると、日本人のコミュニケーション能力の低さの現れなのかもしれません。(ほぼ単一民族、共通言語)

>超回りクドイまでの手法
逆にアメリカ人の、聞いてもらうための努力の表れと見れば、日本人も見習う必要があるのでしょうね。多民族国家でしょうから、それぞれの民族で「常識」も異なるでしょうしw

投稿者 DotComi : 2006年12月02日 11:32

>DotComi様:
確かに「ほぼ単一民族、共通言語」と言う意味では、江戸時代の寺子屋以来、意思の疎通に関して口頭レベルで難儀することはなかったでしょうし、明治/大正/昭和と時代を経るに従い、コミュニケーションにおいては自然に行間を読む悪癖が定着、もしくはそれを求められるようになってしまったのかも知れませんね。

代表的な例は、ガイコクジンを常に悩ませる主語の欠落と言うヤツでしょうか。

そういれば、オンラインコミュニケーションが進む中で、昨今英語圏のフランクな表現では主語を「わざと落とす」と言う文語表現(チャット/IM含む)が微妙に流行りつつあります。口語で面と向かっていればイントネーションやシチュエーションで把握できても、文語でコレを縦横無尽にやられると、やはり戸惑ってしまう部分も多々有ります。思わぬところで反面教師だなぁと、痛感していたりもします。

優位性と言ってしまうと語弊があるかも知れませんが、やはりグローバリゼーションと言う波の中では「キチンとモノゴトを伝えることができる技術」は必須だと思います。同じように良いテクノロジーを持っている国が2つあれば、それを第3国に売り込む際、当然に説明上手な方が優位に立てるワケですし…。

日本人がとても苦手なこのあたりの垣根をどうやって乗り越えていくのか、特にしのぎを削っているアジアの中にあって、どのようにしてこれから先50年の駒を進めるのかがとても気になっている今日この頃です。

投稿者 Nagarazoku : 2006年12月04日 21:26




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