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2006年12月22日
【
GR Digital::Nishinakajima @ after midnight 】
列車が新大阪に滑り込んだのは午前零時少し前。
ホームはもう閑散としていて、見る人影と言えば防護服で身をかためた警備員や(警戒警備か?)、列車清掃、ホーム清掃の係員ばかり。もうこの時間になれば、列車に乗っている乗客も、終点が近づいたところで慌しく降りる準備をしない。
真っ赤な顔をして眠る者、ケータイでなにやら打っている者、いまさらながらにiPodの選曲をゴソゴソする者。私はと言えば、列車がホームに入る少し前に席を立って、出口へ向かったので、なんだか一人だけ浮いたような気がした。
最近はスケジュールが押していても、もう少し早い時間に入るようにしていたので最終の新幹線に乗るのは久しぶりだ。予定外の出張なので、仕方がないといえばそれまでだが、実家まで帰って寝るのがめんどくさいので、これまた久しぶりに駅前のホテルを取った。
気が付けばもう年末も押し迫っている。
思い返してみれば、今年もバタバタと慌しい一年だった。そして年末に来て、こんな突貫出張まで…。とは言え、良いニュースも舞い込んできてて、本業の方で長い間狙っていたシゴトを見事手中に収めることができた。普段なら「年末になってなんでこんなモンを突っ込むんだ!」と大きな声で一番最初に事務所で言うのが私なのだが、今回ばかりはホクホク顔である(その反面、現場からはハングアップの声も聞こえてくるが…)。別に私の実入りが増えるワケではないものの(作業量は増えるが)、組織としての収益基盤が増えることは良いし、少数の有力なクライアントに依存しているよりはリスクの分散にもなる。
駅を出て一目散にホテルへ。
部屋に荷物を放り込んでそそくさと阪急の西中島駅方面へと向かう。目指すはタコ焼きの店「十八番」だ。もう、夜半を回ったのでやっていないとは思いつつも「せっかく近所まできたのだから…」と、なかば諦め加減で向かってみたのだ。
店の前まできたが、案の定、すでに弊店。
「まぁ、いいさ」と嘯きながら、ぶらぶらと歩きながらホテルまで帰ってきた。そのむかし住んでいた界隈、そのむかし働いていた界隈、勝手知ったるなんとかとはこのことだ。この街も変わったようで変わっていないし、変わっていないようで、やはり変わった。
バブルがはじけた後、景気が底をついたあたりから駅前の雑居ビルや飲食ビルは風俗ビルに変わり、見るに耐えない下品な色気をこれ見よがしに振りまく行灯が街に増えた。昔からあった飲み屋や料理屋は徐々に減っていった。スパーはビデオBOXに変わり、そして以前は絶対に見かけなかった「マッサージいかがですか?」と外国訛で客引きをするお姉さん方も辻ごとに居るようになった。
どれほどの客がひっかかるのかは判らないが、通りかかる全ての男性に勇猛果敢に声をかけている。私の目の前で声をかけられたサラリーマン風の男性は、血相を変えて何か付き物でも振り払うかのように、足早に立ち去って行った。

|by Nagarazoku : 01:21|コメント (0)|トラックバック (0)|
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