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2006年11月28日

【 数の子のオカカ和え雑感 】

先日、アメ横に行ったついでに数の子を買ってきた。

数の子は別にカタチが揃ってなくてもいいし、割れててもいいし、化粧箱なんかに入って無くてもいい。漂白されてなくって、モノがそれなりに悪くなければそれでいいと思ってる。っつうか、それくらいアタシは数の子が好きだ。

イクラやタラコも含めて、どの魚の卵が好きかというのには人それぞれ好みと言うものがあるだろうけど、アタシの場合はとりあえず数の子。ガキの頃はタラコも好きだったが、どういうワケか知らないが、なんか飽きた。で、飽きた頃…、丁度小学校の高学年になった頃だったか、おせちのお重とは別の小鉢に盛られていた数の子を食って、コレは美味いと思った。それ以来、自他共に認める数の子派である。

以前はしっかりと塩抜きしてから、淡い出し汁に漬けたのを好んで食べた、というか自分でそんな風に調味して食べた。いわば、それがお袋の味だった。ところが15年くらい前からどういうワケかお袋の味の源であるハズの養母が松前漬け風に調理方法を切り替えた。

んでもって美味いから「アンタもどう?」ってカンジでそれとなくレシピを教えてくれた。互いに同じ巳年のA型おひつじ座なので負けん気も強いし独立独歩な性格なのだが、妙なところで連帯感もあって、「ならばアタシもここはひとつ」ってカンジでまねてみた。松前漬けにしても、これはこれで美味い。淡い出し汁だと塩抜きの加減で味が微妙になってしまうのだが(仕上がりが塩辛かった場合は、食う時に清酒を少し入れればOKなのだが)、松前漬けだとそんなコトはあまり気にせずにすむ。何より、一緒に漬け込んでいる昆布もスルメも食えるから酒の当てには丁度良い。

ってなカンジで月日が過ぎた。

で、どうもこのところ松前漬け風にも飽きがきてた。淡い出し汁に路線を戻してもいいのだが、どうもそれも芸が無いと言うか、なんか今更のような気がする。で、先日買ってきた分は塩を抜いてオカカ和えにしてみた。鰹節を奢って生醤油をかけるだけ。味付けはたったこれだけなのに、コレが案外と美味い。

そういえばかの魯山人は、数の子は軽く塩を抜いてそれだけで食うのが一番美味いと書いていたような気がする。いまさら書架をひっくりかえすのもイヤなので、あやふやな記憶ではあるのだが、そんなことを言ってたような気がする。

なるほど、そういわれてみれば、確かにそうだと思う。すでに旨みがギュっと詰まった金のダイヤだ。塩気以外の何が要ると言うのか。

とは言え、まだそのような境地には至っていないので、数の子に関しては、今しばらくオカカ和えで軽く流してみたいと思う今日この頃だったりする。

|by Nagarazoku : 01:24コメント (0)トラックバック (0)

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