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2006年11月07日

【 新聞広告へのGoogle進出に対する反応いかがなもので? 】

The New York Timesの記事は次のように始まっている。
In a move into the old-fashioned business of ink on paper, Google is going to start selling advertisements that will appear in the print editions of 50 major newspapers.

Google’s plan will give the publishing business a high-tech twist: the company will expand its computer system, which already auctions off advertisements on millions of Web sites, to take bids for newspaper ads as well. Hoping to reach out to a new crop of customers, such as small businesses and online retailers, many of the largest newspaper companies, including Gannett, the Tribune Company, The New York Times Company, the Washington Post Company and Hearst, have agreed to try the system in a three-month test set to start later this month.

For Google, the test is an important step to the company’s audacious long-term goal: to build a single computer system through which advertisers can promote their products in any medium. For the newspaper industry, reeling from the loss of both readers and advertisers, this new system offers a curious bargain: the publishers can get much-needed revenue but in doing so they may well make Google — which is already the biggest seller of online advertising — even stronger.
[ 出典:Newspapers to Test Plan to Sell Ads on Google @nytimes.com ]
確かに、昨今のオンライン広告の台頭は出版業界/新聞業界にとっては脅威以外のなにものでもないし、そんな中で、突然に(でもないが)Google様から差し出されたこの救いの手(んなワケはないか)をなんの躊躇もなく掴むとのには、いささか勇気がいることかも知れない。

すでに今年の早い段階(いや、昨年の末頃だっけか?)で、米国における各メディアに対する広告出稿の割合は新聞やTVを差し置いてネットがトップに踊り出てる。従来のメディアと比較した場合、比較的その効果を数字として把握しやすいことや、ようやくブロードバンドが普及の兆しを見せたコトが(まだ地域によっては全然と言う話もチラホラあるが)、まぁ受けている理由の一つだとは思うが。

90年代以降、結果が伴う伴わないの実際は別にして、なにぶんにも米国と言う国はproductivityと言う呪いみたいなモノに呪縛されている嫌いがある。そんなワケので、やはり広告主たる企業の広報部門は比較的判断数字を得やすく、ギョーカイでも取り沙汰されているネットの広告に目を向け手を伸ばさねばならなかったという背景も事態を後押ししたのも遠因と言えなくもない。

効率化のコトバの下、自らのクビが飛ぶなんてのは日常茶飯事な雇用形態であることは言うまでもないし、マジメな話、人員削減の話が出ればその筆頭に上げられるのはいつもPR部門、経費削減の話が出ればその筆頭に上げられるのが広告費用であることは洋の東西を問わずコレ常識。そうでなくとも計算尺の昔から紙面割りにおける広告枠の効率的な販売というものは出版ギョーカイの中では常識とされていた(らしい)し。

今回のGoogle様の動きに対し、The Searchの著者John Battelle氏は自らのSearchblogの中で以下のような懐疑的な意見を述べているが、う~んコレはどうだろう、実際のクリエイティブに関してはこういう側面はあるとは思うけど、それと商品としての「広告」自体の位置付けは全然別のモノであると思えるし。
I think the issue here for Google really comes down to scale and context. Print advertising is a maddeningly "human" business, driven by passion, emotion, and gut feeling. I'm not sure that's ever going to go away. Ads for a specific, community driven audience need to be part of a conversation, not an algorithm. However, I can see this working well for remnant/backfill, as well as classifieds, where I'm guessing the system will really excel.
[ 出典:On Google Selling Newspaper Ads@battellemedia.com ]
アタシ的にはタダ単に時代が変わっていく中で手法が変わっていってるダケのハナシって言う風に受け止めているので、それほど懐疑的には思ってもいない。いや、むしろこういう動きの中で既存のメディアにも新しいチャンスがあると言う風にも受け止めてたりもする。ましてや、オーディエンスを細分化し、適切なセグメントへ求められている情報を届けたいと願うのは、PRパーソンの最も求めていることだとも思えるし。

広告ギョーカイが大嫌いなアタシは、いまのような馴れ合いや寡占状態を改善するために、"Do not Evil"と言う哲学の下、ロングテールを対象とした広告だけでなく大企業の広告すらもGoogleが秩序立てて押さえて、いわゆる富の再分配的な役割を担ってくれてもいいんじゃないかな…、ってな風に妄想したりもしてるのだが。っつうかそれにしてもレガシな非オンライン媒体の広告ってばクリッカブルじゃないだけにどうやって反応を見極めるのか、そっちの方のalgorithmと言うかworkflowの方が微妙に気になってたりもするのだが。

|by Nagarazoku : 00:06コメント (0)トラックバック (0)

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