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2006年10月04日
【
SIGMAのDCレンズと、Lightroom beta4雑感 】
一眼レフの交換レンズに表記されている焦点距離は銀塩35mmにおけるそれ。そのサイズよりも小さいイメージセンサを搭載しているデジタル一眼レフカメラでそれらのレンズを使う場合は、各メーカのイメージセンサのサイズに応じて掛け算をしてやる必要がある。
正直言って、最初はどうもこのアタリの感覚がつかめなかった。最初の頃は「画角? ん? 焦点距離? ん? あれれ?」っと言うカンジで右往左往。銀塩35mmで修行をしてた人ならモノサシの単位が頭の中に出来ているのでナンともないのだろうけど、ガキの頃に遊びで撮ってたことがあるだけのアタシにそんなモノサシが出来てるワケもなく、ただでさえ良く判らない用語が目の前や頭の中を飛び交うのに、挙句の果てに画角も焦点距離も表示されているものと違うとなれば、これはもうOJT並みに経験をつむしかない。そんなワケで去年の夏から1年間はイロイロ手を変え品を変えて試してみた。別にジブンの無駄使いを擁護しているのではなく、使って見て、絵を見て実感するまでなんだか納得出来ない性分なのだから、もうこれは仕方がない。
極めつけに、「じゃ、35mmのイメージセンサならどうなるよ?」っとなって、使ってないレンズを処分し嫌いなCanon製のEOS 5Dにまで手を出してしまった次第。ま、おかげでなんとなく感覚はつかめる様になったのだが、頭の回転が悪いだけでなく、融通さえもきかない性格だと我ながら呆れている。
あれこれ手をだしたと書いたが、手を出したのはレンズはカメラメーカ純正の物だけではなく、SIGMA製の物もアレコレと試してみた。SIGMA製の交換レンズでデジタル一眼レフカメラに対応したものにはDGレンズとDCレンズがあるのだけど、DGレンズの方は35mm判のカメラでも使えるのに対して、DCレンズの方は各社のイメージセンサの大きさに最適化されたイメージサークルを持つために、35mm判のカメラでは使えない(とされている。PENTAXで言えばDAレンズがこれに相当する)。
不思議なコトに、先の1年間はDCレンズを1本も買わなかった。別にナニを意図していたわけではないのだが、単焦点もズームも買っていたのは全てDGレンズだった。
それがココに来て、一度レンズを処分した後でPENTAX用に買い足したSIGMA製レンズを見てみれば、2本ともDCレンズ。しかもどちらもそんなに明るくはないズームなのに、「明るいレンズ大好き」派を自認するアタシがとても満足して使っている(明るいレンズ大好きな理由はOLYMPUSのC-4040のハナシにまで遡らねばならないので割愛)。
ちなみに夏以降、PENTAX用に買い足したSIGMAのレンズは10-20mm F4-5.6 EX DCと18-200mm F3.5-6.3 DC。
10-20mm F4-5.6 EX DCは、5D用に買った12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL/HSMの画角と描画能力に触発されて手を出した。APS-Cサイズのイメージセンサを搭載したデジタル一眼レフに装着すると、15-30mm相当の画角になる。どちらも「超」広角ズームとなるのだけど、あまりズーム機能は使わない。10mm(15mm)と12mmの広角レンズとして大胆なデフォルメを楽しむために使ってる。APS-Cサイズのイメージセンサは「超」広角側が弱いと言われるけれど、とりあえずこの10-20mm F4-5.6 EX DCがあれば、そんなコトは意識しないで済む。
18-200mm F3.5-6.3 DCは散歩用に買った。っと言うか、K10Dが手元に来たら、普段*istDS使っている100mmがそちらの方に移動すると思われるので、*istDSに付けっ放しにしておくために買った。コンパクトデジタルを28mm相当の単焦点のGR-Dにしたので、ちょっと出歩く際「ズームがあった方がいいかな?」と言うニーズを満たすタメに、このレンズを選んだ。35mm換算で広角側から望遠側までを(27mmから300mm)これ1本でカバーしてくれるのでとても助かる。そしてなによりもその軽さと小ささに驚く。EXレンズでもないし、そんなに明るいレンズではないけど、決して描画力に欠けるとかそういうのはなくって、素直で使いやすいレンズだと言うのが、使ってみた感想。旅行など荷物が多い時など、あまり撮影に重点を置いていないのなら、これ1本でかなりのところまでもカバーできると思うし、キチンと使えば、キチンと応えてくれるレンズだと思う。
「たぶんこれら2本のDCレンズはずっと使っていくだろうな」と、なぜだか知らないけどそんな風に思っている。いうなれば、イメージセンサとの相性も、機能と価格のバランスを最優先するアタシとの相性も良いと言うコトか。
ところで先日よりLightroomのbeta4を使っている。
以前指摘したWindows版における各パレットメニューの文字の滲みなども解消され、見た目も使った感触もMac版とWindows版でほとんど差が無くなった。レスポンスも以前のバージョンに比べて良くなっているような気がするのだが、アタシの方が途中でMac本体をPowerPC版からIntel版に変えてしまっているので確かなコトは言えない。しかしWindowsでCanonのRAW画像を触る場合、純正のDPPよりLightroomを使った方が小回りが利いて良いと言うことは言える。DPPのインタフェースに慣れてないからかも知れないが、どうも長年デスクトップ・アプリケーションをアレコレ触ってきた経験から言わせてもらえば、DPPのユーザビリティというかエキスペリエンスが「なんともお粗末」としか言いようがない。と言うことで少なくともアタシのWindowsでDPPがアンインストールされる日も、そう遠くはないと断言できる(すごく偏った意見なので脊髄反射されても困るのだが)。ま、それくらいLightroomの完成度は上がってきてる。
JPEGファイルに対する色温度補正や露出補正機能、そして吐き出した画像ファイル仕上がりや圧縮率を見てもさすがはAdobeだと頷いてしまう。プレス発表によればPhotoshopの1ラインナップと言う位置付けで販売が予定されていると言うが、果たして価格設定が気になるところだ。できれば、MacとWindows両方のプラットフォームを使っているユーザを意識して、クロスプラットフォーム・エクストラ・ライセンス付帯のCS3にバンドルなどという気の利いたパッケージでも出してもらえればありがたいのだが。
ま、そんな夢物語はさておき、個人的にはCS3の登場を待たずとも「買いだな」と、Lightroomのbeta4を使ってそんな風に結論付けている(下の画像は*istDSに上述の18-200mm F3.5-6.3 DCを装着してJPEG撮り。Lightroomのbeta4で色温度と露出を若干補正したもの)。

|by Nagarazoku : 00:08|コメント (2)|トラックバック (0)|
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今まで一眼レフの話やら,レンズの話やらは,そんなものもあるのね.ぐらいにしか思っていなかったのですが,なんだか最近ヤバイです.フムフム,そうですか.一眼レフのレンズは,焦点距離そのままではないのですね.勉強になりました.
でも,RICOH GXも,最近はほとんど使ってないのに,大きいカメラ使うかなあ(使いこなせるかどうかは,また別の問題です^^).最近お披露目されたSIGMAのオバケコンデジ(DP1でしたっけ?)も気になりますねえ.
投稿者 yanz : 2006年10月04日 08:37
>yanz様:
コメント、アリガトウゴザイマス。
あっちを立てれば、こっちが立たず、大きいカメラも小さいカメラも一長一短ですねぇ。一長一短と言えども、どちらも「一長」の部分はあるので、持って出る際はその日の行動パターンを考えて、長を活かし短を補える方を持って出るようにしています。補えない分は、荷物が重くなるのをガマンするなり、とりあえず撮るだけで納得するなりしかありませんが。
>最近ヤバイです
ですか。財布の紐を緩めないように、お気をつけくださいマセ。一歩踏み外すとレンズ沼と言う地獄も待っていますし…。
SIGMAのDP1はアタシ的にも「とても良いコンセプトだな」と思っています。従来のコンパクトデジタルカメラでは採用されていなかった1クラス上のサイズのイメージセンサですし、なによりもダイレクトに三原色を取り込めるFOVEON X3センサの実力を実感できるのかと思うと、是非とももう少し明るめのレンズを搭載して製品化して欲しいものですね。
投稿者 Nagarazoku : 2006年10月04日 10:02