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2006年09月20日

【 某日、新宿歌舞伎町にて 】

煌びやかにネオンが輝く新宿歌舞伎町。闊歩するヒトの手にはケータイ、目には夜でもサングラス、そして腕にはロレックス。ギラギラと、街に合わせて上辺だけは豪華絢爛。

黒服を着て一様に同じ髪型をした兄ぃ達の目が泳いでいる。客待ち顔と言う程の商売っ気は感じない。楽な商売でもなかろうに、同じ苦労するなら、っと老婆心になる。

昼夜で生息する人種こそ違えど、時代を越え、国境を越え、これほどまでに人を惹きつけ続けているオバケみたいな街だから、何かに取り付かれているんだと言われても別段に不思議とは思えないが、街全体を組み伏せるかのように覆いかぶさっている得体の知れない何かを、いつ来ても私は感じる。

地図を持ち、たどりつく者。
道に迷い、さまよいこむ者。

そして、やって人たちの活力を、今日も街が飲み込んでゆく。
人の生気で生きながらえる妖怪のように。

それでいてこの妖怪、何も持たずに流れついた者には優しい一面を見せているようだ。ご存知のように界隈を根城にしてるホームレスは数知れず。それでいて、すれ違う人達は誰も目に留めない、気にもかけない。まるで空気のような、この街の一部のような、いわば一種全てを超越した存在。

手にカメラを提げたままノーファインダーで、シャッターを切った瞬間、ふっとレンズの前にの中にそんなオッチャンが入ってきた。超越した存在は、道路に落ちてた長めのシケモクを発見した様子。「捨てる神あれば拾う神ありだな」っと画像を液晶で確認して、オッチャンの様子を見ようを振り向いた時には、もうその姿はなかった。

煌くネオンが眩しすぎて見えなかったのか、それとも街に溶け込んで消えたのか…。

|by Nagarazoku : 00:05コメント (0)トラックバック (0)

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