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2006年08月14日
【
*istDS購入から1年強、5D購入から1週間 】
5D購入から1週間が経過しました。
安い買い物ではなかったコトですし、せっかくだから*istDSを1年間使い倒したド素人の目から見た素直な意見と偏った考え方を交えて、ブログのネタにしてみたいと思います。
何度も言いますが、アタシはPENTAX派です。どのくらい意見が偏っているかと言えば「究極の選択をしろ」といわれたら、あっさりとCanonの35mmシステムを捨ててAPS-CのPENTAXのだけで逝ってもいいと思ってるくらいです。いわゆるヘンタイかも知れません。
ところで、操作性にばらつきがあって、イロイロと文句をタレられてるCanonの上級者向け機材ですが、アタシ的に見たら、そんなに文句を言われる程のモノではないと思います。タネを明かせば、事務所にはEOSの10Dと20Dがありまして、空いてる時は誰でも使っていいことになっています。それから事務所専属のカメラマンもEOS-1D Mark II NやEOS-1Ds Mark IIなんかを使ってるので、ごくごく身近なトコロで以前からCanonのシステムに触れる機会はありました。そんなワケで、ベタベタと触りまくる機会だけは他の人よりも多かったと思います。当然これらの機種は全部使い勝手が違うのですが、一部でゴチャゴチャと言われてるようは「不便」さではなく、素人目からすれば「んなモン、慣れだろ」的なものでしかないように思えます。良い風にとらえれば、Canonさんもイロイロ悩んでるんだねぇ、っとなるワケです。
で、Canonのシステムを手にして一番イヤだったのは、レンズです。写りとかそう言うのではなく、工業製品としての質感。ボディに関しては賛否両論あるようですが、形はさておき質感は悪くありません。「防塵防滴が…」とかも良く言われていますが、「そういう機能を求めるのであればPro機を買えば良いのでは?」と思ってしまいます。ハイエンド・アマチュア機(商用印刷レベルでは充分に使えますけど)にそういう機能を実装できるのは、まだ数年先でしょう。それにそうなってくれば、ボディだけの問題でもありませんし。5Dのボディ本体に関しては、「この値段で、このイメージ・センサのサイズで、この素材で良くやったなぁ」っと、正直関心させられます。方やレンズは、やはり赤い輪のついたCanonのレンズは「不細工だなぁ」と思ってしまいます。重いし、ゴツいし、不細工だし…。
*istDSにPENTAXの★レンズを付けて持ち歩いている時は、なんとも晴れ晴れしたキモチにさせられるのに、5Dに赤い輪っかのついた純正レンズを付けて持ち歩いている時は、どこか悲しくさせられます(スゲー偏った意見ですが)。機能は果たしているんでしょうが、あのペコペコですぐに手垢の付くフードなんか「この値段のレンズでコレかい!」っと大阪弁でグチをタレたくなります。
じゃぁなんで5Dを買ったのかと問われれば、それはもう35mmサイズのイメージ・センサに慣れるため。もう、単にそれだけ…、使ってみなければ自分の意見は持てない的な好奇心。一足飛びに645デジタルは、相性がよくなかった場合に、あまりにも傷が深くなりそうですし(ボディだけで、あの予想価格ではねぇ…)。
で、5Dを触ってみて感じた率直な意見は、なんと言うか単なる道具としての顔があまりにも表に出すぎてるって言うか、初代落ちこぼれ兼旧帝大足切り玉砕組みのアタシなんかから見れば「優等生だなぁ」ってカンジです。要するに「撮るための道具」としては良く出来ているという感覚で、結局それが愛着を感じないという感情となって表出してしまうのです。
今メインで使ってる*istDSにも(Canon派の方に撃ち殺されそうな発言ですが、5Dはアタシにとってサブ機です。)言葉にできない愛着があります。この1年で筐体のプラスチックの表面は磨り減ってツルツルになってしまい、手の平の当たる部分の螺子のアタマの塗装は剥げ落ち錆びさえ浮いてきて、さらにそこに手が触れるものだから赤光りさえしてきて、おまけにグリップ部分のゴムは伸びて浮いてきているのにすごく愛着があります。
シャッターを切った時のショックなんて思いっきりデカいし、ガシャガシャ言うし、AFは遅いし、ファインダをのぞきながらISO感度を変更できないし、なぁ~んて文句を上げればキリがないのですが、すべての不満を「愛着」が打ち消してしまいます。ほれてしまえば、アバタもエクボとはこのコトなんでしょう。でも、惚れさせるだけの何かがあるんですねぇ。
レンズなんかもそうで、FA★28-70mm F2.8なんて、手元に置いて見てるだけでもタメイキが出てしまいます(やっぱ、変態なんです)。あのローラ式のフードのノッチが「カチリっ!」っとはまった瞬間の緊張感とか、表面の手触りとか。フードのノッチが甘いとかあれだけ文句を言ってる14mmも、手に取った時のあのヒンヤリとした感覚を思い出すと鳥肌が出てしまいます。今はまだ持ってませんが、このままゆけば、間違いなくFA★300mmF2.8EDまで逝ってしまうハズです(300mm、いやもとい、450mmはけっこう使いますし)。
ところがですねぇ、赤い輪のついたレンズにはそういう感覚は持てないんですよ(描画力/描写力は優れていたとしてもです)。これは以前から回りの人の持っている製品を見たときにも持っていた感覚で、今回5Dと一緒に24-70 F2.8を買った時も、本当に自分でこれを持つのかと思うと、かなり悲しい気分にさせられました。これなら正直、タムロンの90mmを5Dにはめてる時の方がキモチが晴れ晴れします。
こういった「愛着」という感覚を生み出すものがCanonの製品には、ないような気がします。少なくとも、アタシにそう言う感情を生み出させるものは何もありません。それでもレンズを通して「切り取り作業」を行う際には、なんの過不足もありません。ホントに良く出来てるなぁ、っと思わせます。
確かに、5Dの性能は*istDSとは比べ物にはなりません。それは絵作りという意味でも、先に書いたような物理的な面、たとえばシャッターを切った時のショックだとか、筐体に使われている素材だとか、そういう端々で実感できます。それでもやぱり「5Dは撮るためだけの道具だな」っと思ってしまいます。なんなんでしょうか、コレって。
ビジネスで言えば相棒とは呼べない、ま、いうなれば良く出来たアウトソーシング的な存在とでも言いましょうか、Canonのシステムにはそういう距離感を感じます。良いし、必要であれば使うけど、それ以上のものは何も感じないし、何もカンジさせないし。
つくづく人間の感性って不思議なものです。
今までコンパクトデジタルカメラしか使ったコトがない人にデジタル一眼レフを薦めるのであれば、迷わず「PENTAXにしときなさいと」言ってしまいます。PENTAXの製品って、機能とか性能とか、そういうモノサシだけでは計れない何かがあるようで、ま、そんな風に思える次第です(お財布にも優しいですし)。
っつうコトで、ド素人の意見を恥ずかしげも惜しみもなく、堂々と書いてみました。

|by Nagarazoku : 11:44|コメント (0)|トラックバック (0)|
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