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2006年07月10日

【 広告におけるethicsとか 】

婉曲なお題目ですが、エエ、そりゃぁもうソニーさんのPSPの例の広告のハナシですよ。実際の広告がどのようなシロモノ(洒落じゃなしにね)であるかは、下の出典元のリンクをたどってみてくださいな。
「人種問題を招く広告によって、ソニーは新たな低みに身を落とす」と題した声明の中で、Yee議員は、白人女性が威嚇するように黒人女性の顔をつかむ写真を使った広告を流すというソニーの決定に「深く失望した」と述べた。ソニーはこれまで、広告は白人女性を使って多様な手法でPSPのシステムを宣伝する一連の広告の1つで、新旧PSPの色を対比させるのが狙いであり、「他のいかなるメッセージも目的もない」と説明している。
[ 出典:ソニー、白いPSPの広告で「人種差別的」と非難される@japan.cnet.com ]
アタシは黄色い肌をしているので、一応有色人種の端くれでもあります。でも、まぁそういう色付きか色無しかと言う根本的なアイデンティティを持ち込まなくても、この広告のクリエイティブには嫌悪感を抱かざるを得ません。決してソニーさんだからとか、色眼鏡で見て言ってるワケではなく、正直なトコロ、このクリエイティブの意図が伝わってこないんです。唯一伝わってくるのは、「白」が「黒」に挑んでいるという大雑把な情報。

ホラ、もうこの時点でエラーですよ。
見てるだけで、ちょっと敏感な人なら「あぁ、やっちゃった…」となるハズです。

白人でも黒人でもないアタシがそんな風に思うんですから、実際にクリエイティブの中で挑みかけられている黒人の方々がコレに対してどのような感情を抱くのか、判らなくもないでしょう。ホント、広告やコミュニケーションにおける基礎の基礎のethics問題。

ブレイン・ストーミングの中でな、こういうアイデアが出てきてもおかしくはないでしょう。そこはいわば「情報を伝えよう」とする側の「内心」と同じなワケですから。ラフやカンプが外部に漏れなければ、一応は能しとされる世界だと理解できます。

しかし、そこから先はもっと慎重になるべきなんですよ。特に世界的な企業は。例のrootkitの時も同じようなものでしょう。昔はそのアタリの解釈に長けていたハズのソニーと言う会社は、いつの間にかそのあたりの認識が欠けてきているのかも知れませんね。コミュニケーションの方法はいくつもあります、でも、正答はどこにもありません。結局は「情報」を受け取る側がどう解釈するかなんです。

だからこそ世に出す前に、あらゆる側面からエラーチェックをすべきなんですよ。タダ単に面白みや奇をてらったアイデアを繰り出すよりも。こういうハナシを耳にすると、「やっぱり旧来の広告業界だなぁ…」と思ってしまいます。

え? 広告業界が嫌いかって?
そりゃぁ大嫌いですよ、いつも間近でお付き合いしてますからね。

以下省略。

|by Nagarazoku : 23:51コメント (0)トラックバック (0)

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