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2006年03月08日
【
SourdoughのおもひでとZ'sのパン 】
無類のパン好きではないが、「好きか?」、「大好きか?」と訊かれたら「ぁあね、大好きなんじゃないの」と答える程度には好きなような気がしないでもない。
それを自覚したのはSan Franciscoでのコト。そして、San Franciscoと言えば、Sourdough French Breadである。と、個人的には思ってる。
実際問題、日本でどれほどそれが認知されているのかは知らないが、"Bay Area Sourdough"と言う表現があるくらい、その筋では、San Francisco界隈のSourdough(サワードーフ:酸味をおびたフランス系のパン)は有名だったりするのだ。
パンに入った熱々のクラムチャウダーは観光名所のフィッシャーマンズ・ワーフの名物だが、実はあのパンも元を正せばSourdough French Breadだったりする。せっかくのパンの中身がどこかへ消えて、中に入ってるクラムチャウダーばかりが目だってしまっているが…。
んでもって、San FranciscoのSourdough French Breadと言えば、Isidore Boudin氏の登場だったりする。19世紀の半ばにフラフラとオーブンと酵母を抱えてSan Franciscoにやってきたオッチャンが焼き上げたパンの繊細な味は、瞬く間に街中のウワサになって、やがて文化として根付いたと、どこかで聞きかじったコトがある。氏のベーカリーは、そのポリシーの形骸化が進みブランド色が強くなったとは言え、今尚Sourdough Breadの老舗として健在(
BOUDIN SOURDOUGH)。
日本ではSourdough Breadと言う表現はぜんぜんメジャーじゃなかったりするケド、要はあの天然酵母のパンの持ってる酸味だと思えば良いかもしれない。噛みしめる度に、味わい深くなると言う表現は大げさかも知れないが、一度この手のパンを食っちまったら、他のパンはなんだかダンボール紙にパンの香りを付けただけのもんじゃないのかと、そんな風にすら思えてしまうから、これまた不思議(っつうか、ソレは言いすぎかもね)。
そんな日本ではマイナーなSourdough Bread系のパン。
なかなか無いよなぁ、と思ってたら灯台下暗しで、広尾の天然酵母の「
パン屋 Z's」のバケットは、案外それに近い味だったりする。ずっと前を通る度に「ケッタイなパン屋やなぁ」と思ってたのだが、ここ2年ばかりは頻繁に利用させてもらうようになった。Sourdough Bread系のパンや、程よい酸味と「噛みしめる度に…」の味を試してみたいヒトにはお勧めかも知れませんな。
店先にあるケッタイな行灯と、何故かカントリー調の外観が目印です(場所は
ココね)。

P.S.
sourdoughとはゼンゼン関係ないのだケド、San FranciscoのPacific Heights近辺の、スイーツとパンの店の2軒ばかしご紹介。
米国のスイーツ事情を良くご存知の方々は、「あんな雑なモノ食いたくないよ」とおっしゃるだろうが、Union St.にある
La Nouvelle Patisserie(ラ・ヌーベル・パティシエ)のペトリーやスイーツは、とかく細かいコトに小ウルサイ日本人が食ってもかなりイケると思わせる味。正直言えば、見た目ばかりにこだわって、実は材料がフヌケだったりする下手な日本の店のモノなんかより、よっぽど美味い。
厳選された小麦粉で焼かれたペトリーやパンもさることながら、新鮮なカリフォルニアの果物をフンダンに使ったケーキやタルトは垂涎モノ。運がよければ歩道に面した席(テーブルが2つしかないんだよ)をGetできるから、お洒落なUnionストリートを行き交う人たちをぼけ~っと眺めつつ、3ドルも出せば幸せな気分になれる。
先のLa Nouvelle PatisserieはUnion St.とFillmore St.の交差点のすぐ側にあったりするのだが、そこから気合を入れてFillmore St.の胸突き八丁を登って(事実、路線バスもわざわざこの坂を迂回してるぐらいに急な坂なのだ)、今度は丘の反対側を下ってゆけばやがてPine St.との交差点に出る。
その角を右に折れたところに
Boulangerie Bay Breadがある(HPは
ココね)。近所に住んでた頃、それまで空き家だったビクトリアン調の店舗付住宅に新しくテナントが入った。内装も外装もそのままに、店がオープンしてみればパン屋…。なんともやる気のないパン屋だなぁと思いつつ、ためしにチョコレート・クロワッサンを買ってみれば、これが大当たり。モチロン、デニッシュだけでなく所謂フランスパン系もイケてる。San Franciscoに住んでて、sourdoughに飽きたと言われたら、迷わずここのバケットを薦める。惜しむらくは、店売りをあまり重視しておらず、飲食店への下ろし売り(今はどうなのかは知らないケド、開店当初はそうだった)を主戦力にしているため、売り切れゴメンが多かったコト。とは言え、ココのパンはわざわざ足を運んでみるだけの価値があるコト請け合い。
近辺の食い物屋のコトを書き出すとキリが無いので、今回はココまで。また、何かの機会があれば、エントリのオマケに追加します。
|by Nagarazoku : 00:03|コメント (0)|トラックバック (0)|
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