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2006年03月31日
【
新宿西口の地下広場にて 】
新宿西口の地下広場に敷き詰められているタイルが描き出す模様は、水面に広がる波紋を模したものであると何処かで耳にした覚えがある。なるほど、そう言われて見てみると、そう見えなくもない。絶え間なく行き交う人々。その一人ひとりの踏み跡から広がる波紋。
そんなコトを思って、不意に立ち止まってタイルを眺めていても、みんな器用にぶつからりもせず通り過ぎてゆく。雑踏のようでいて、実は誰も居ない。誰も何も気にしない。見えているようで、見えていない。聞こえているようで、何も聞こえてこない、そんな不思議な空間。
地下広場から空を見上げると、まるで池の中から外を見上げているかのような、そんな錯覚に囚われる。いや、車が下りてくるループを見てみれば、池の中からというより、渦の中からと言うべきか。それとも渦と言う表現は、なんだか飲み込まれてゆきそうな、ネガティブな印象を持たせるので、この際、避けるべき表現か。
それもと、新宿と言う場所柄を意識し、そのコトを意図してこの空間が設計されていたのであれば、それはそれで凄いことなのだろうが…。
新宿西口の地下広場の、この無機質さが案外好きだったりする。

|by Nagarazoku : 00:11|コメント (0)|トラックバック (0)|
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