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2006年01月06日

【 SONY BMGのrootkit訴訟雑感 】

技術に溺れる者のアホらしい末路とでも言いましょうか、原告側の弁護士は丸儲けと言いましょうか、ボチボチと和解に向けてコトが動き始めた様子です。

コトバにするのは難しいのですが、信頼されるべきモノを提供する企業なりナンなりが、当然にやってはいけない行為と言うモノは、例えソレが不文律であったとしても社会通念上存在しているワケで、そいつを根底から覆すような暴挙に出た企業なり組織なり団体なり法人なりは、キッパリと法的に葬りされれても良いのではないかと、極論、そんな風に思ったりもするのです。ま、音楽に全然興味の無いアタシにとっても、それくらい大きな脅威を感じさせた行為なのであります。表現を変えれば、ニンゲンに危害を及ぼす何がしかのレトロウイルスの詰ったアンプル瓶数千本を、都会のビルの屋上からブチ撒けたようなモノですか。

海賊行為防止技術自体の開発なり、その技術の添付なりにつては極めて肯定的です。

知財について、違法な複製を防止し、その正当な権利を守るために必要な「対抗」技術は、それらによって利益を得ている企業が開発するのはアタリマエのコトでしょう。モチロン技術なんてイタチごっこですから、対抗技術に対抗するための技術だって草の根で生まれてくるでしょうし、善意悪意の存在を問わず、そうしたムーブメントを規制しようってのも事実上不可能なワケですから(モチロン擁護する気なんぞさらさらありませんが)、知財を「間接的」に利用し、利益を得ている企業がその利益を確保するタメにアクセクするのは当然だと思うワケです。

だからと言って、よりによってrootkitは無いだろうと、オマエは悪魔に魂を売ったのかと、そんな風に言いたいワケですよ。

商品として世に送り出されるまでには社内での様々な必然処理の過程を通ってきているハズですし、それらの関門において何ら問題視されるコトもなく、そういった商品を平然と末端の店舗の陳列棚にまで並べるに至った行為「そのもの」が理解できないのです。一言で片付ければ「故意」も「重過失」もあったワケですよ。和解の云々以前に、こりゃぁモラルの問題でしょう。組織内の関係各所の管理者がその技術の詳細な中身が判らなかったと言うのであれば、それはもう管理せずに野放しにしてたってコトで責任が生じますし、中身の詳細を知ってたのであれば、それはそれで故意なワケです。そういったコトを容認する組織が存在すること自体、不気味なのです。

和解の内容をチラホラ聞く限り、やはり彼らは消費者をなんとも思ってない様子です。「泣いてる子供にゃ飴玉でんしゃぶらせておけ」と言うカンジですか。カネ積んで和解で終わらせて良いようなモノでもないと言う感じもするのですよ、このモンダイは。

技術の濫用と言いましょうか、公共の秩序と普遍的道徳を逸した巨大企業の暴走なんですから、地裁の判事さんはこんな和解案なんぞ精査するまでもなく、自宅の暖炉の炊きつけにでもして案の再提出なり、厳しい裁量なりを下すような方向へ持って行って欲しいものです。

和解に達したことで、とっても満足気なSONY BMGさんですが、もう、そういった声明文をヌケしゃぁしゃぁと出してるあたりで、やったコトに対する責任も、組織の問題点に関する危機感も持ってないってのがヒシヒシと感じられたのでございます。

|by Nagarazoku : 01:16コメント (0)トラックバック (0)

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