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2006年01月03日

【 Oriental Zodiac 】

昨今、デパートなんかは1月の2日から営業をするのがアタリマエになってしまってる。その上、福袋客を狙ってやって来る客を逆手に取り、冬のバーゲン商品のフライング販売を平然とやってたりする。

こうなってくると、売れ残っている干支の置物なんかは、尚更に肩身が狭い様子で、売り場の片隅に追いやられてしまっていて見るに忍びない。「やれナニ年だ」とか言って商売のネタにしてる割に、売れ残ったら結局は何の有り難味も感じてないニンゲン様の軽薄さとワガママさを感じてしまう。そんなだったら初めから扱わんでヨロシイ。扱うんだったら、その干支の年は、通年で所定位置を用意して扱うくらい丁重に扱ってやって欲しいものだと思ったりする。売れ残ったから値下げの赤札を貼るなんてもってのホカ。

ところで、西洋のヒトと正月に話すネタとして必ず上がるのが、この干支のコト。で干支を英語でOriental Zodiacと言ったりするのだケレドモ、ワードとしては知ってても「じゃzodiacってナニよ?」って訊かれると、恥ずかしながら実はハッキリと答えられない。日本語での対応ワードは黄道帯とかになるのは漠然とわかっていても、別に理科の授業をマジメにやってたワケでもないため、イメージこそアタマの中に浮かんでも、それをキチンと説明できない…。天体の云々なんてコトに首を突っ込んで、深間にハマってしまうとソレはソレでヤバいコトになりそうなので、テキトーにあちこちの図版なんぞを見て、オツムの中のイメージが間違ってなかったコトだけ確認して、そそくさと逃げ出す。

とはいえ、せっかく干支のハナシでエントリを切り出したコトだし、全然なにも調べないのはナンだと思ってzodiacの語源だけでもと思って調べてみた。

アリストテレスが言うトコロのho kuklos ho tón zódionあたりからズルズルっと引っ張ってきてみると、語源はzódiakos kuklosと言うギリシャ語。こいつが英語でいわゆるzodiac circle、つまり黄道帯と言うか獣帯になる。ちなみにzódionが動物を意味するzóionの指小辞だったりする。獣になぞらえられていた星々を区分し、指し示すタメに利用されたのだと、ものの本に書いてあった。zóionは英語にベタ訳するとzool。zoolは動物学のナニガシかを指し示す接頭語で、ご想像に違わず、動物園を指すZooはこのコトバの近い親戚だったりもする。

西洋で割り当てた黄道十二星座と東洋での天干地支が神秘的なシンクロナイズを実現するワケもなく、干支の方は英語で紹介される時に、その論理体系の外形の類似点だけを捉えて乱暴にもorientalがアタマにくっつけられた様子。ムチャクチャと言えば無茶苦茶なハナシなのだが、全然別の論理体系のモノを上っ面だけ見てサクっとワーディングしちゃうあたりが、Unicodeによるマイノリティ言語の「ザックリ統一」と同じだなと考えると、これが英語文化の根底を成す考え方ではないのかと思ったりする。ま、zodiacの語源だけでもスッキリしたから自分的には納得ってコトで。

P.S.
干支を言う英語としては、Chinese astrological calendarという長ったらしいモノもあるが、アタシは生でこの表現を耳にしたコトがない…。こちらから説明する際、相手が干支についての知識が無い米国人の場合は、こういう噛み砕いた言い方をしたコトはあったような気がするが…。

|by Nagarazoku : 00:07コメント (0)トラックバック (0)

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