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2005年12月28日
【
あ、イヤだな 】
ここ数年、年末になって売られている「おせち料理」を見ると「あ、イヤだな」と思う。
昔からイヤだなと思っていたが、ここ数年、ますます煌びやかになって行くのを見て、こちらとしては益々「イヤだな」と思うようになってきていて、こうなってくると精神衛生上よろしくないので、なるべくシーズンはその手の売り場に近寄らないようにしている。
聞いた話では、ここ数年は売れ行きも上々で、今年はもっとも高級志向が強く、売る側も気合を入れていると言う。売れているということは、それだけの支持層があるというコトで、人様のお宅の食事情なのだから、オマエなんぞにクチを突っ込まれるコトはないと怒られそうだが、「あ、イヤだな」と思ってしまうのだから仕方がない。
なぜイヤだなと思うようになってきたかと言えば、フルセットで販売されているものが、だんだんと幅を利かせてきているから。空いているお重の隙間を埋めるために、二品、三品、近所の煮豆屋(惣菜屋)から買ってきて詰めてるのとはワケが違う。
良い意味でとらえれば家庭におけるアウトソーシングを実現し、豊富なバリエーションと選択肢と提供するいう側面もあるが、少々行き過ぎ感もある。そんなモノを買ってきたなら、言うなればお重の中の全てが他所から来たお客さん状態。そんな未知の味と、正月早々向き合わねばならないのも、不幸なハナシだと思う。
いつもより少しはあらたまって、とりあえず体裁だけでも一家団欒(一人団欒でも夫婦団欒でも良い)的に箸をのばそうかと言う一年の初めのメシに、買ってきた「だけ」の「フルセット」の「おせち料理」が出てきてたら、なんだかすごく味気がない。正月のメシですら、ロクに乗りもしないし、使いもしないクセに、無意味に所有したがる貧乏臭いマイカー的消費思考の延長線上で買ってるんだろうか。ま、体裁だけの団欒の嘘くささに花を添える造花的な存在にイミがあるのだと言われれば、それはソレで名脇役なんだろう納得するしかないのだが。
「別に豪勢なお重なんぞなくても、なますなり、田作りなり、酢レンコンなり、酢牛蒡なり、ニ三品ばかし自分の手作ったものが食卓にある程度でいいじゃないですか。それがキモチってもんでしょう」と、余計なお世話ながら思っちゃう。品定めして買ってくるのも「キモチ」の内だと言われてしまえばそれまでだけど、なんだかやっぱり違うような気がするんだけどなぁ。
|by Nagarazoku : 08:51|コメント (0)|トラックバック (0)|
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