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2005年12月08日
【
中骨がっ、中骨が… 】

中骨が、中骨が無い…。中骨の無い鮭はカナシイ。
中骨は貴重な有形資産のハズなのに、ココにあった中骨はドコへ行ったのか。それともはじめから所有権は含まれていなかったのか…。
と、まぁ、そんな事態に遭遇してしまった。
年末と言えば紅鮭や新巻鮭。長細くて平べったい、あの特有の形状を持つ箱が待ち遠しい季節。町を歩けば、横をすり抜けてゆく宅配のお歳暮を満載した軽のバンの荷室にもアノ箱がチラホラ。まぁ、よくある光景。
ジブンのもとへ、どこぞから贈られてくればソレはそれでヨロシイ。送られてこなかったら知り合いの事務所や付き合いのある会社なんぞへ出向いて、ソコへドコゾから送られてきたヤツを、テキトーなコト(物々交換とか)を言って横から掠め取って来る。コレもひとつの醍醐味。
先ほど玄関のチャイムが鳴って、宅配屋さんが来た。届くモノを予定していたので、ま、ソレだろうと思って出たのだが、宅配屋さん曰く「あとクール便も来てますから、後で持ってきます」とのコト。
「ふむ、クール便などと言うヤヤコシイものを頼んだ覚えはない…」と自問。
あすこから来るお歳暮があったとしても冊子で選ぶヤツだし…、などと取らぬ狸の皮算用をしてると、宅配屋さんが再度やって来た。
ドアを開けると、配達のお兄さんが件の独特の形状の箱を抱えて立っていた。
某所から送られて来た!
「うわぁ、この忙しい時(そう、アタシが昼間家にいる時は、たいてい仕事が詰ってる時)に鮭かいな。捌いて冷凍庫にいれなきゃ」とかナントカ、面倒くさそうなコトを言いながらサインをして、荷物を受け取る。
嘘である。
面倒くさくなんてない。実は嬉しいから、それを表情から宅配のお兄さんに悟られるのがイヤで、テキトーな台詞を吐いてみただけである。
嬉しい理由を挙げると、1)生ものを鮮度が落ちないウチに処理し、冷凍庫に保管するという大義名分の下、大手を振って仕事の手を休めるコトができる、2)基本的に台所に立つのが好きだ、3)鮭やハマチなど、大きな魚を捌くのが好きだ、4)中骨と言うオマケがあるのでソイツを使って粕汁を作れる、となる。
後ろ手に玄関のドアを閉めて、ホイホイと小躍りしながら居間に入って箱を良く見る。冷凍と記載されている。じゃ、チョト解凍だなと思う。
さらに箱をよく見る。切り身と記載してある。
ウソだろと思う。
箱の大きさは新巻鮭のソレ。1本入ってるのに切り身はなかろうと、勢いよく箱を開ける。なるほど、塩鮭1本分丸々を、適量に小分けして丁寧な切り身にして真空パックして、その上で冷凍してある。現代日本人が好む過剰な小分け包装による完全武装。
完璧な仕事が施されていて、文句の付けようがない。
アタシの出番も無い。
箱を開けて中身を冷凍庫に放り込んだだけ。
寂しい…。
そしてその寂しさに追い討ちをかける、重大な事実を発見してしまった。切り身は丁寧な3枚下ろし。姿形は保たれてるからアタマもシッポも付いてます。
でも、中骨が無い。あれほどまでに楽しみにしていた中骨が無い。
鮭を受け取った瞬間、思い浮かべた楽しみが、全て一瞬で消え去ってしまった。
せめて中骨のトコロも真空パックで同梱して欲しかった、と、無理な願いをしてしまう(きっと中骨の部分は水煮の缶詰にされてドコカへ行ってしまったのでしょう…。)。
と言うことでそのまま仕事に戻るのもシャクなので、このエントリをタイプしております。
|by Nagarazoku : 12:31|コメント (4)|トラックバック (0)|
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こんにちは。
ま、まじですかぁ? ショックです。
新巻鮭をもらってしまったときの楽しみは、「面倒くさい」とブツブツいいつつも、中骨にいたるまで「一尾を完全に使い切る」ために、一連の料理を頭の中でシミュレーションしつつ、まず包丁を研いでいくことから始まり、前半の山場は鍋の中の中骨をしゃぶるところだと思っていたのですが。
中骨のない鮭の鍋では、出汁の味が上手く出ないではないですか。タコやイカではあるまいし、わたしは骨のないやつは許せませんわ。
投稿者 ふくしまゆみ : 2005年12月08日 22:56
> ふくしまゆみ様:
オセワニナッテオリマス。
まじなんです。そつのない仕事で見事な切り身になって、しかもご丁寧に5個づつの個別真空パックにされておりました。チョトびっくり状態でした。
確かに中骨をしゃぶりつくす醍醐味ってのは、コトバでは語りつくせないモノがありますよね。
しかし、鮭フレーク素材として、別ルートでの需要なども有るのかも知れませんね。もしくは捌くのがメンドクサイという消費者の声の反映とか…。この傾向がメジャーにならないコトを祈ります。
投稿者 Nagarazoku : 2005年12月09日 19:23
マイド楽しく拝見させて頂いてまふ!
おお そんな便利な鮭もあるのかあ~
おいらは 一本なり頂いた事があって 泣きそうでした。
70cmもある魚をさばくまな板も包丁もないので 「こんなモノくれるなよ!さばいてよこせ!」と生ゴミに捨ててしまおうか 迷ったほどです。
全く ギャクですな。。。
もし、また一本なり頂いたら そちらに送り直すわ!!ガハハ
投稿者 じゅい : 2005年12月10日 10:33
>じゅい様:
マイドオセワニナッテオリマス。
確かに、全く逆ですな。一本届いた折には転送していただければ、半身と中骨を手数料に三枚に下ろした後、返送させていただきますですヨ(商売上手なアタシです)。
その折はお気軽にお申し付けクダサイませませ。
投稿者 Nagarazoku : 2005年12月13日 11:31