≪ 小吉ぐらいのキモチで |メインページへ戻る| 昨日は冬至 ≫

2005年12月22日

【 Bukowskiから書籍通販を思い返す 】

久しぶりにAmazon.comから販促メールがやってきた。いや、正確に言えばソコソコのペースで送られてきてるのだろうが、あまり気にとめてないだけかも知れない。もとより、販促メールの類の中身を見ることはあまりないし。

でも今回のメールには、表題に"Bukowski"の文字があったので、思わず読んでしまった。"Come On In!"というタイトルで、来年1月にまたしても新しい詩集が出るらしい。鬼籍に入ってしまってからドンドン評価が高まって、遺稿がどんどん編集されて出版される作家は多いものだが、"Bukowski"もやはりその定石を外していない様子。

てなワケで、久しぶりに.comの方のAmazonにお邪魔してみた。見れば知らぬ間に色んな"Bukowski"本が出てる。この際、釣られついでにゴソゴソと纏め買いしてみた。

一通りショッピング・カートに放り込んでチェックアウトする。送り先の住所のページまで来ると、ザザッと歴代の住所が並ぶ。こうして眺めて見ると、本当に引っ越し貧乏だなと我ながら感心してしまう。

書籍以前に、ビタミンなどのサプリメントをメールを使って個人輸入していたコトもあって、アタシはAmazon.comがサービスを始めるやいなや飛びついた。日本ではその詳細を把握できない洋書の出版目録がオンラインで公開されているコトだけでも素晴らしいのに、それがオンラインで購入できてしまうというのは画期的だった。とはいえ、当時はまだまだ海の物とも山の物とも知れないAmazonの物販サービスは、けっこう各所でけなされていし、再販規制のある日本への上陸なんて思いもしなかった。

もう15年くらい前になるのだが、かの紀伊国屋書店がオンラインではないが、電話注文で似たようなサービスを展開していたのを覚えている。もちろん取り扱いは日本の書籍で、目録の公開もなく、買う側から正確に著者名と著書名と出版社を告げなければならなかったが、それはそれで重宝していた。重宝していたのだが、バブル崩壊後、どんどんそのサービス規模が縮小され、手数料もかかるようになり、やがてアタシの方から疎遠になってしまった。疎遠になった頃アタシは一応マジメなサラリーマンだったので、乱読にふける時間もあまりなく、それはソレで別に不便はなかった。日本の書籍は近所の本屋のオヤジを一升瓶かナニかで釣っておいて、間接的に東販のデータベースから、都度、意図する著者の目録のハードコピーを入手していたので、ソレを元に注文をかけるという荒業も身に着けていた。

で、Amazon.comの登場である。それまで、ペーパーバックなり洋書なりは洋書を専門とする某書店に逐一電話をかけて、店舗・問屋在庫のあるなし、取り寄せの可否を確認していたのだが、Amazon.comの登場でその手間を一気に省くことができるようになった。Amazonで注文した書籍は配送期間こそかかったものの、1月程で遠路はるばる日本に居るアタシの手元に、キチンキチンと届くようになった。

米国に引っ越した後も、当然Amazon.comは使いまくっている。よって、Amazon.comの方にログインして、注文を確定した後の送付先選択画面では、むこうに住んでた時の歴代の住所、勤め先の住所がザザっと並ぶ。帰国後、co.jpの洋書の取り扱いがマトモに機能するまでの間は.comの方を主に使っていたので、帰国後の歴代の住所もザザッと並ぶ。壮観である。

壮観であると書けば見栄えは良いが、引越しが多いと言うコトは、要するにそのための出銭があると言うコトで、無尽蔵な財源があるワケでも無いアタシは引越し貧乏と言うことになる。

引越し貧乏を軸に、ハナシが書籍通販の方へ大きく逸れてしまったように見えるが、実は初めてAmazon.comへ注文した時も"Bukowski"を買っていたので案外ハナシに関連性があったりもする。たしかあの時買ったのはPost Officeという"Bukowski"の自分史的小説。当時、"Bukowski"は邦訳が2冊ばかり出てたような気がするが、原書はといえば、けっこう需要が無い所為か、手に入りにくかった(大阪だったし)のだ。

そう思い返せば、この15年で経済状況の余波を受けた紆余曲折があったものの、書籍通販は劇的に変わったし、特に洋書は意図したものを素早く入手できるように変わった。と、Amazon.comからの販促メール1本で、こんなナンの約にもたたない回想をしてみた。

|by Nagarazoku : 11:09コメント (0)トラックバック (0)

トラックバック・スパム対策のため、このBLOGへのリンクを持たないページから送られたトラックバックは自動的に拒否されます。悪しからずご了承ください。
また、このエントリと全然関係の無い内容のページからのトラックバックは、アタシ的な判断で勝手に削除します。これも又、ご了承くださいマセ。

■このエントリーのトラックバックURL ≫ http://www.nagarazoku.com/mvt/mt-tb.cgi/397



▼コメント(スパム対策のため、半角英文のみのコメントは受け付けていません。悪しからずご了承ください。)




保存しますか?