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2005年11月28日

【 そうだ、京都へ行こう 】

大阪出身と言うコトもあって、京都は子供の頃から比較的身近な存在でした。どれほど身近だったかと言うと、子供の頃は、家族で外食と言うコトはすなわち京都でメシを食うという意味に捉える程の身近さ。たまに外食と言うコトで、家族で大阪の梅田や難波界隈へ出向くと、妙に尻の座り心地の悪さと言うか、違和感を覚えたものです。

それと、これは5年ほどばかり前に養母から聞いたハナシなのですが、どうもアタシの生母はオヤジと結ばれる前、京都の「芸子はん」だったようで、遊び好きな親父が口説き落としたそうです。どおりで祇園祭の山車を後に、着物姿の写真やら踊りの扇子やらが残っているハズです(と言うか、そういうコトを養母から聞くあたりが、親父の秘密主義を物語っています)。アタシの生母が亡き後、養母と再婚してからも親父が家族で京都へ行きたがったワケがコレで理解デキマシタ。妙にクールな振りをして、実は感傷にひたっていたのでしょう。さすが繊細な心を持つ色男は違います(親父のコトです)。

まぁ、そんな私的な背景はさておき。

どうも灯台下暗しといいましょうか、身近と言うコトは、実は全然よく見えてないってコトでもあります。

阪急電車でピュッと行けてしまうあたり、そしてチャリンコでササっと行けてしまうあたり、小学校の遠足の定番コースだたったりで、ついぞこの年になるまでマジメな京都見物なんぞはしたことがありませんでした。

そんなワケで、一昨年、大阪で行われたOFF会ついでに、嫁に(当時はまだ嫁でも交際期間中でもありませんでした。念のため)つれられて京都見物したのが、マジメに京都を眺めた初めての経験でした。その時は1月の10日で、初詣の客足も遠のき、比較的情緒のある冬の京都の景色を眺めることができました。

今回は嫁のご両親も交えて、晩秋の京都をのんびりと回るつもりだったのですが、チョイトばかり予定が狂いました。と言うのもご存知のように、今年は紅葉がいつもの秋より2週間ばかり遅れていたのです。

アタシ的には晩秋の枯れ具合の良い紅葉を少ない観光客の中で堪能できるという目論みだったのですが、コレが最悪の人出の中での紅葉見物になってしまいました。取らぬ狸のナントカとはこのコトです。午前9時半過ぎには清水坂に差し掛かったのですが、もう、なんと言いましょうか、スゴイ人。エッチラ、オッチラと山門のあたりまで登ると、もうこれはラッシュ時のJR新宿南口か、60年代安保の頃の西口広場か、初詣の住吉大社と言うカンジ。

後になってタクシーのドライバーさんから聞いたのですが、JR東海の「そうだ、京都へ行こう」キャンペーンの頃から、この傾向が酷くなってしまったそうです。それまでは地元の人とかタクシーのドライバーしか知らなかった穴場を、どんどん各旅行社やバス会社がキャンペーンで紹介しだしたために、この時期は一般車輌の進入規制が出てきたり、細い山道の対面通行での立ち往生やらが深刻化しているそうです。

そして拍車をかけているのがTVだそうで、特集番組を組まれた翌日は、その場所場所が最悪の状態になるそうです。きっと、受け入れられる観光客の数はもう限界なのでしょう。

そう考えると、キャンペーンも良し悪し。地元に観光客を送り込む業者は良いのでしょうが、地元で観光客をさばく現場は、もうヘトヘトかも知れません。

|by Nagarazoku : 08:50コメント (0)トラックバック (0)

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