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2005年11月17日
【
家事ヲタ炸裂 】

先に断っておくが、アタシは主夫ではない。
一応、レッキトシタ職業を持っている。確定申告も毎年欠かさず行き、収支を工面し、節税後ながらキチンと税金も納めている。
で、主夫ではないのだが立場的には主婦寄りで、性格が関西のオバハン系に限りなく近いので、言動はどちらかと言えば右寄りでも左寄りでもなく其方系になる。
その上、自他共に認める家事オタクでもある。略せば家事ヲタ。
家事の中でもナニが好きかと言えば台所仕事。
洗物は当然ながら、買出しから料理に至るまで趣味の領域で楽しむコトが可能だ(菓子作りを除く)。しかるに、台所で使う道具についても微妙に細かいコトを望む。納得がゆかない道具が身の回りにあると、それだけで嫌気が差してしまう。さらに付け加えれば、過去に数々の失敗を経験してきているだけに、安物買いの銭失いが大嫌いでもある。決して高い道具を買おうとは思わないが、その使い勝手や道具に対するTCOとROIだけはヒジョウに計算高い。
コレだけ書き連ねると、とてもに扱いづらい人物のように思えてくるが、事実そうなので仕方がない。
ナイフ(包丁)はヘンケルではなくグローバルでなければイヤだし、俎板は桐ではなくヒノキでなければイヤ。テフロン加工の中華鍋や卵焼き(厚焼き)用の鍋なんぞは見ただけで粗大ゴミに出したくなる。ちなみに、独断と偏見だが中華鍋は東急ハンズでなんかで売ってるチタンのものがヨロシイ。別にカッパ橋や道具屋筋に行く必要もないし、今ではネットでも売ってるし。値段的には鉄の中華鍋と比較しても10倍も変わらないから、錆びない、軽いと言う点を考えれば、サイフの紐が許す限り鉄の中華鍋を買う理由はない。
冬のボーナスも近いコトだし(アタシにはないが)、コレを読んでおられる主婦の方がいらっしゃったら、ご主人の小遣いを1万円ばかり減らして、ゼヒともチタンの中華鍋を買って欲しい。ソノ軽さにガクゼンとすること請け合いである。
で、ハナシは鍋つながりになるのだが、我が家のレミパンが逝ってしまった。
レミパンと言えば今をトキメク(死語か…)レミさんが考案した鍋っぽく使えるフライパンで、チャチな作りの割りには意外と大きな支持層を持つコトで有名。生協の雑貨カタログでも一時期はほぼ定番化して、その割高な価格で、客単価をググっと押し上げていた(昨今の事情は、生協との関わりを絶ってしまたので知らんが…)。
レミパンには昔から興味があった。興味があったがとてもじゃないが、あのチャチな作りであの値段は納得できなかったので、ついぞ買う機会も無かった。
しかし2年程前、嫁が欲しいと言うので、クチでグチばかり言うのもナンだし、レミパンの実力の検証も兼ねて、清水の舞台から飛び降りる思いで買ってみた。いわゆる一つのオトコは度胸と言うヤツかも知れない。
それでも、買うときはウジウジと渋谷の東急ハンズでイジクリ倒してから買った。その店に展示してあったサンプルは、おそらくアタシと同じように皆がイジクリ倒すのであろう、かなり痛んでいて、蓋なんかもゆがんでいてマトモに本体とかみ合わない(落すと直ぐにゆがむんですよ、レミパンの蓋)。こんな状態の製品を目の前にして、自分がコレと同じモノを買うのかと思うと、買う前からドキドキもんである。
しかも、立てて蓋を置けることが自慢のその取っ手がコレまたチャチぃ。
「こりゃぁ、1回落すだけで、確実に割れるな」と確信できる構造と強度。実際の製品化に当って、もう少しアタマを使ってほしいと思うのだが、コレでまかり通ってるのだから仕方がない。思わず店員さんに「取っ手が壊れた場合は、パーツだけ取り寄せてもらえますか?」と尋ねてしまった程だ。
店員さんも慣れたもので、「エエ、何日かで取り寄せられますよ、すぐ割れますし」ときたもんだ。買う前から壊れた時の対処法をユーザの側で心配せねばならんとは、なんとも困ったモンだ。
ま、そんなこんなで買って帰って、1月程過ぎたある日、台所から嫁の悲鳴が…。落しただか、引っ掛けたかだかして、案の定取っ手の部分が粉砕してしまったらしい。幸いにも、断片が全て揃っていたので考古学者の先生ヨロシク、ピンセットを使って接着剤で固めてみた(と、最近の接着剤は案外耐久性があって、もそのまま2年間使えてしまった)。その後、ネットで調べてみたら、やはりオーナーの皆さんは取っ手部分の損傷に悩まされている様子。
そんな情報を調べててる最中、形状と寸法と、そして蓋が自立するというレミパンの特長の70%を共有する商品がドイツのELO社から出ているコトを発見してしまった。あのELO社(どの?)だ。ちなみにアタシはELOの鍋が好きだ。熱のまわりが良いし、スポット溶接も、鋲付けもしっかりしている。我が家のソースパン、寸胴、麺用の湯掻き鍋は全てELO社の物なので、実績もあるし心も許しあっている(なんじゃそりゃ)。
そんなこんなで、そのレミパンに似たELO社の鍋が欲しくなったのだが、まだ本家本元のレミパンを買ったばかりだし、鍋にばかり予算を割いていられるほど我が家の台所事情もヨロシクない。で、結局、その時は水に流して、騙しだましレミパンを使ってきたワケだ、この2年ばかり。
ヤワなようで、案外と活躍してくれたレミパン。しかしそこはテフロン加工の悲しさ、タフコート程のタフネスさの無さで、とうとうご臨終と相成ってしまった。で、アタシはここぞとばかりに例のELO社の鍋をネットで探し始めたワケだ。
レミパンも使い込んだコトだし、ELO社のソレとの使い勝手の比較も出来る。家事ヲタにとっては又とない好機。少々苦労した(と言っても1時間ほどだが)が、どうにかお目当ての商品を見つけ出し、ポチリとクリックしてお買い上げ。毎度シャクに触るのだが、やはりミキタニ君のショッピング・モールに出店しているお店だった。ポイントやらメルマガやらはいらんので、会員になるとかは毎度のコトで全部スルー。
で、昨日お鍋が届きましたとさ。
そりゃもう、このところマジメに机に向かいっぱなしの日々が続いてますから、荷物が届くとか来客(ないけどね)とか、電話(仕事の督促ばかりだけどね)があると嬉しいんですよ。ピンポ~ンと鳴ったら、喜び勇んで玄関へ。
ソノ後は居間でダンボールを開け散らかして、ああでもない、こうでもないと大撮影会。レミパンとの構造比較研究会。夜は夜で、使い勝手の勉強会をかねて、麻婆豆腐を作ってみたワケ。
この手の鍋の実力を見極める場合は麻婆豆腐がベスト。炒める、振る、鍋返しをする、煮る、餡を打つと、一通りのコトができちゃいます。下手にチカラのかかる鍋だと豆腐が崩れちゃいますからね。
結果から言えば、双方とも一長一短。
レミパンの短所はなんと言っても蓋と値段。取っ手しかり、落すだけで歪む強度の無さしかり。値段さえあと4千円安ければ、絶対に買いの製品なんだケドね。テフロンの持ちも含めてそういい切れます。
レミパンに似たELO社の鍋、ファットアウェイと言う製品ですが、スチーマ(蒸し器ですね)とトングも付いて5千円程(定価は1万5千円です)で買えました。ドコを探しても目だった値引きが一切なレミパンから比べたら、もうすでにこの点で優位に立ちます。ネットでグルグルしたい人にとっては、それだけでも楽しいコトですし。鍋自体の鋳造、テフロン加工の具合、仕上げ、実際に振った時の使い勝手などはレミパンと遜色ありません。若干ですが重いのが難ですが、ポジティブに捉えれば、華奢な女性の方が手首を鍛えるのには良いかも知れません。
そして製品の名前から推測できるかも知れませんが、鍋の中の部分が特殊な構造になっていて、余分な油が外側の溝に溜まるようになっています。この辺は、焼き物なんかには良いのではないでしょうか。この溝が、鍋返しの際に支障をきたすのではないかと心配したのですが、全然そんなコトはありません。そして特筆すべき点は、蓋の構造。
レミパンをお使いの方はご存知だと思いますが、自立式の蓋と言っても、非常に不安定なんですよ、レミパンの蓋を立てた場合。

そりゃレミさん家の厨房みたいに広い台所なら良いですよ。デモね、一般家庭の台所ってそんなに広くないんです。広くないトコで立てるとなると、不安定なモノって立て辛いんです。レミパンの蓋は素材がアルミ、取っ手もプラスチック。中が見えるワリには超軽量ですワ。しかし、立てるとなると、その軽量さ加減が裏目に出てフラフラ。しかも、蓋の中心部の方が重いので、立てた場合の不安定さを倍増してるんです。製品化に当って、もう少しアタマを使ってほしいと思うのは、このアタリなんですよ。
方やELO社の方はドッシリと立ちます。接地面も広く、更に安定感があります。一般家庭のガス台まわりをアウトバーンに見立てた場合、レミパンの蓋は軽自動車で、ELO社の方はBMWの7シリーズの安定性。当然質感も含めてです。鍋自体の性能が互角なだけに、蓋だけでこの差は痛いトコロなんですケドねぇ。
ELO社の方はあまり売ってなさそうなで、入手のし易さではレミパンに軍配が上がりマス(だって、直ぐに代替が入手できるのも道具の大切な機能の一つだし)。あと、ELO社の方はちょっと重いので、結局道具としての優劣は一長一短。仲良く引き分けと言うコトで。
レミパンの方は今後のバーション・アップに期待してみたい気もするし。ELO社の方は別にアルミ&テフロンに走らなくても、従来どおりのステンレスでピカピカの質実剛健鍋で攻めてもらえれば、アタシ的には満足です。
そんなコンナでELO社のレミパンもどき「ファットアウェイ」が我が家にやってきました。これからの数年間はお世話になるってコトで、記念にこのエントリを書いてみました。
っつうか、スゲェな、鍋1個買っただけでこんなに長いエントリをカマせるんだから(書けと言われればこのネタであと3倍は書けますヨ)。やっぱりアタシは家事オタクいや、鍋ヲタですワ。ジブンで自分を再認識イタシマシタ。
|by Nagarazoku : 00:00|コメント (0)|トラックバック (0)|
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