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2005年10月26日

【 クリスマスには早いケド 】

昨日、野暮用で近所の大丸ピーコックに行ったら、ハロウィンのお飾り用品を売ってる棚の横に、クリスマスケーキの予約ポスターが貼ってあった。気の早いハナシだと言おうか、感謝祭はドコへ行ったのかと訊きたくなってしまったと言おうか。ちなみに、この大丸ピーコックはご近所で、とっても評判が良くない。みんながちょっと無理をしてでも、離れたトコロにあるライフへ行くのが良くわかる。あえてどの店舗だかは書かないし、全ての大丸ピーコックがそうだとは限らないのだろうが、40過ぎのオッサンが見てもヒドイなと思わせる店舗があるあたり、関係者の方々は肝に銘じてカイゼンに取り組んでもらいたい。客の入りが多い時間帯に品出し(しなだし)をやってたり、エンド積み(陳列棚の端の特売商品を積むトコロだな)をゴソゴソとやり変えてるなんぞ、とてもじゃないが信じられない光景だ。ココも大企業病なのか、それとも単にやる気が無いのか、考えるチカラがないのか、人手が足りないのか。

愚痴はさておき。

そろそろ世の中がクリスマスに目を向け始めたコトだし、ついでだからアタシも便乗してクリスマスにまつわるネタを出してみる。と言っても、映画のDVDの紹介なんだが。好きな映画の一つで、いつ書こうかと迷いつつも、一応クリスマス・ストーリーなので温存しておいた。

映画のタイトルは「スモーク」。タバコなんぞ吸わないし、吸ったことも吸おうと思ったコトも無い(妙なところでケチなのだ)アタシだが、そんなコト関係なしに映画は味があってヨロシイと思った。ポール・オースターが原作なのでヨロシイのはアタリマエで、アタシごときがとやかく言う筋合いは無いのだが良いモノは良いから仕方がない。どこぞで読みかじった話では、1990年の11月、ある朝ニューヨーク・タイムズ紙のある編集者がポール・オースターにいきなりクリスマス向けに新聞掲載用の短編小説を書いてくれと、電話してきたのが全てのコトの発端。才能のあるヒトってのはスゴいもんで、この時までポール・オースターは短編なんぞ書いたコトすらなかったそうだ。それで、この出来栄え、このまとまりよう。

この作品を最初にどこで聞きかじったのか、たぶんアクターズ・スタジオか何かのインタビューの内容からだっと思うのだが、アタシ自身の記憶がすでに曖昧。なにせ、10年前のハナシだし。

泣かせるハナシだとか、やたらと感動するハナシだとかではないけれど、実はどこにでもあって、だれだって持ってる「妙にしんみり」と「心を暖めてくれる」どこにでもありそうな話っぽいところが、この作品のカギなんだと思う。それでいてキチンと起承転結を踏まえて、最後の落としどころも外してない。タバコに火をつけて、やがてそれが煙になって消えるという自然なカンジなあたりがヨロシイのではないかと。出てくる役者もハーヴェイ・カイテルを筆頭に実力派揃い。まさに味のある逸品に仕上げられている。

そろそろクリスマスに向けて、プレゼントだとか、家でゆっくり映画なんかを楽しみたいと思ってるヒトには、おあつらえの1本。泣くか笑うか、それともジブンの昔を振り返るか、これからのジブンに当てはめるかは、観るヒト次第。

P.S.
続編映画でBlue in the Faceと言う作品もあるが、こちらの方は役者の皆さんの即興性とアドリブを楽しむタメの作品で、毛色が違う。オリジナルと同等の内容を期待してはいけない。それでも登場する役者の幅の広さは脱帽モノだが。

|by Nagarazoku : 05:10コメント (0)トラックバック (0)

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