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2005年10月15日
【
朝から吉野家でイロイロ思う 】

今朝は朝っぱらから吉野家で朝定食。別段深い意味は無し。
しっかし、店に入った第一印象が「寂れたねぇ」だったのには参った。どこかくたびれてって言おうか、妙に薄暗い雰囲気って言おうか。駅の反対側にあって、いつも賑わってる松屋とは天と地の差。メニューの多様化で多くの客層を取り込んできた松屋の戦略が勝ってコトかね。
牛丼(松屋は牛めしだね)は間違いなく吉野家の方が美味い。メシの上にのっかてくる具材の量も味のバランスも良いような「気」がする。味をとやかく言うようなモンでもなかろうが、それでも依然そこにはバランス的なものが存在するワケで、そういう点で吉野家牛丼は松屋よりは上だった。
しかしリスク分散と言う点や、幅広い客層を取り込もうという視点が吉野家には欠けていたのだね、残念ながら。なか卯ならこだわりの「うどん」や親子丼で集客も見込めるし、「すき家」や松屋なら味はともかく他のメニューでなんとでもなる。
吉野家は牛丼指向でよい商品を提供していたけれど、顧客指向でなかったから今のような状況に陥ってしまったのではないかと、茶をすすりながらそんなコトを思った。たかだか牛肉の輸入を止められただけで、ニッチもサッチもいかなくなるのは、キツい言い方かも知れないけど、顧客指向じゃないようなそんな気がする。
牛丼を出せなくても、他のメニューが振るわなくても、のほほんと牛肉輸入再開まで商いを続けられる別の収入源を確保してなかったあたりが、どうもイケてないような。で、その混沌とした経営側の雰囲気が、現場にドンヨリとした空気を送り込んでしまっているんじゃないかと思ったワケだ。
どうでも良いコトなんだろうけどね。
やがて米国からの牛肉の輸入が再開されれば、またあの味で吉野家が「ある程度」まで活力を取り戻すのはわかっているけど、今度は同じ地雷を踏まないようにしないとね。
ただ気になるのは、徐々にだけど牛丼の「吉野家」から「牛丼だけの」吉野家的な雰囲気が流れ始めちゃってるコト。この雰囲気をどうやって払拭してゆくか、こいつも見ものだよな。とりあえず、今度来るときには従来の牛丼が復活してるコトを祈るよ。店舗限定とかじゃなくて、フツーに食えるようにね。こだわりは大切だよ。でも、商いやビジネスはコダワリだけに囚われてるとちょっとマズい。吉野家の今は、それを如実に伝えてくれる。
と、久しぶりに行ってみてそんな風に感じたのだ。
|by Nagarazoku : 10:46|コメント (0)|トラックバック (0)|
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