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2005年09月12日
【
羽根付き餃子 】
もうかれこれ20年ばかり前のハナシになるのだが、めっぽう美味い餃子屋が大阪府の郊外、JR茨木駅の側にあった。店の名前は哈爾(ハルビン)だった。我が家にも因縁の深い土地の名前だから忘れない。この店のオヤジさんが戦時中に哈爾に居てたそうで、そこで本場の餃子の作り方を覚えたと聞いたような、聞かなかったような。決してオヤジさんの愛想は良くなかったが、ハタで切り盛りをしてた女将さんの気立てと、さすがに美味い餃子のおかげで連日繁盛していた。食いに行って、店に入れなかったことも少なくない。アノ界隈をブラブラするコトもなくなってしまったので、今は店がどうなってるかも知らない。10年くらい前に人づてに聞いたハナシでは、息子さんが手伝いはじめたとかナンとか。
あのオヤジさんが打つ餃子の麺(皮と言うなかれ)は本当に美味かった。餡の方も春菊なんぞが入ってて、巷の餃子とは一味もふた味も違った。注文が通ってから、おもむろに手元のボールの中の麺をオーダーが通った分だけ、ちぎってのばし始める。打ち粉をふって、小ぶりな麺棒で円形にしてゆく。厚みのある生地は水餃子やスープ餃子で旨みが引き立った。焼きもあったと思うが、やはり水餃子系が人気だった。ハナタレ小僧なアタシは、本物の餃子にはニンニクやニラなんぞが入ってないのもあるのだなぁと、感心した覚えもある。

水餃子と言えば、自作のナンチャッテな水餃子に凝ったコトがある。これも15~6年前のハナシで、中身は白身魚と海老の水餃子。白菜(ハクサイ)と春菊、それに白身魚と海老の粗いすり身を合わせて餡を作る。炒めてソボロ状態にしておいた豚の挽肉なんぞを入れると、食感に変化が出て、これも面白い。皮(麺だな)はそのへんの肉屋で売ってるヤツ。チャチャッと包んで、片栗粉をふるっておく。後は食う時に鍋に放り込むだけ。アッサリしてるからナンボでも食えてしまうのが問題だった。仕込んでいると、当時飼っていたネコが横から手を出してくるのも問題だった。
昨晩、餃子を焼いた。ジブンで仕込んだのでもナンでもない、そのへんのスーパーで売ってるヤツ。最近は羽根付きの餃子が流行り(羽根釜じゃねぇっつうの)らしく、ご丁寧に羽根を作るための片栗粉の顆粒まで添えられていた。打ち粉が蒸された水で緩んで自然に出来るもんだと思ってたが、最近はこういうのもスタイルなのだろうか。わざわざ羽根を付けるのか?
台所に転がってたテフロンのフライパンで焼いてみたが、コイツが案外良い具合に焼けた。なるほど、良く出来たものだと感心。
嫁の職場でも最近餃子が流行ってる(?)らしく、ナンでも吉祥寺周辺にスゴイ皮(麺だよね)を売ってる店があるらしい。まぁ、手に入ったなら、久しぶりにジブンで種から仕込んで見ましょうかね。それまではチャオチャオで売ってる冷凍でも、そのへんで売ってるチルドでも、アタシは満足でゴザイマス。
|by Nagarazoku : 13:54|コメント (0)|トラックバック (1)|
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