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2005年08月16日

【 真っ青な花 】

ツユクサ昨日、事務所へ向かう途中で真っ青な花を見つけました。「真っ青」なんて文字で書いてもこれを読んでおられる方々のアタマの中にどんな色が浮かぶか定かではないのですが、あえて言うならば小学校の時に持っていた「サクラクレパス」の青のような色です。この歳になるまで、ついぞ路傍の花なんかには目を向けてこなかったアタシですが、昨今はアタリを見回すだけの余裕も出てきたようです(単なる現実逃避かも知れません)。

「ホントにこんな青い花を咲かせる草があるんだ…」これがアタシの第一印象でした。元々は造園業を営んでいらっしゃった方の資材置き場だったその場所は、今ではほぼ放置状態でドクダミが我が物顔にハバを利かせています。そのドクダミの茂みの中に、チラリホラリとその青い花が咲いていました。その時はとりあえずメモ代わりにしているコンパクトカメラで画像に納め、事務所に向かいました。

葉っぱの形からしてツユクサ系だよなぁ、などと思っていたのですが、マヌケなコトにアタシのアタマの中でツユクサと言えば「紫露草」しか思い浮かばなかったのです。学校の理科の実験でやった染色体のイメージが焼きついていたのでしょう。

アレやコレや探してみて、けっきょくこの花が普通の「ツユクサ」であると判ったのは午後になってからです。ドンくさいと言おうか、回り道してると言おうか、このあたりの一般知識が無いと言う点は我ながらナサケナイ。

のびのびとした優美な葉の形状もさることながら、やはりその美しさは、どこか儚さを感じさせる花の色合いにあります。少し調べてみたら、万葉の頃から「あおくさ」の名で親しまれ、染物の原料として使われていたそうです。京友禅の下絵を描くのにも、この「ツユクサ」から取った青い染料が使われ、京友禅の普及にあわせて滋賀県の草津地区では栽培が盛んになっていったそうです。中でも茎が太く大きな花を咲かせる「草津あおばな」はそういった用途を目的とした栽培変種だそうです。最近はその草津あおばなから血糖値を抑える働きのある成分も発見され、新たな活路も見出しつつあるようです。

ツユクサ道端でふと目に留まった花から教えられるコトがイッパイありました。マーク・ブキャナンのスモールワールドではないですケド、こうやって芋ヅル式にたどってゆけば、身近な面白いモノや、案外近しいヒトにに出会えるのかな、なんて思ったりします。

昨日撮影したのは色がイマイチだったので、今朝はデジイチをカバンに忍ばせて事務所へ向かいました。しかし、朝から生憎の雨。それに昨晩、都内は凄まじい雷を伴った豪雨だったので、果たして昨日のように咲いているかどうか…。ちなみにツユクサは午前中しか花を開いていないと本に書いてありました。そう言えば、英語での俗称もdayflower(本当のは、1日でしぼんでしまう全ての花を指しますが、ツユクサの俗称としても通用しています)。確かに、昨日も夕方帰る時にはもう花はしぼんでいました。そんなコトを思い返しつつ現場に行ってみれば、果たせるかな一輪だけ花が開いていました。他のツボミは、今日は雨なので店開きをしない様子。まぁ、確かにこのお天気では蜂も飛んでこないでしょうし…。

小雨の中、雨脚が強くならないうちにシャッターを切りました。

|by Nagarazoku : 11:15コメント (0)トラックバック (0)

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