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2005年08月03日
【
楽天のコトをツラツラと(2) 】
楽天で買ってるのか、それともそこへ出店しているお店から買っているのか。事態はとても一筋縄では解決できない方向に進みつつある。自社責任における情報リークではないと言う姿勢を崩さない楽天。そして自社の人為的なミスによるリークではないとする出店者側の主張。
どちらが正しいのかは、アタシにはワカラナイ。
でも、各出店者側の立場を無視し、コレを機に今年二月から提供を開始した自社システムを一気に出店者へ押し付けようとする楽天側の態度には、少なからぬ嫌悪感を抱く。
ナゼだろう。
そもそも、楽天はそれ自体が店舗ではない。現在では直営の業態も持つようになったが、やはりその礎になったのは仮想ショッピング・モール。出店者を支援するのが本来の役目だろう。
今回の措置で、新システムの利用を全出店者へ義務化すると共に、メールアドレスなどの顧客情報に対して出店者はアクセスできなくなる仕組みも用意される。顧客情報はダレの物なのか。従来からの姿勢を見ると、楽天側が保有する顧客情報は、楽天側では無形の資産として利用可能なワケだ、たとえば注文フォームで必ずデフォルトでONになってるメルマガ配信とか。
今後、楽天が保有する顧客情報は、楽天側にとって益々有利な資産になるワケだ。情報の世界でいえば「人質」だ。データベースの世界ではアタリマエの話になるが、入れ物も大事だがやはり中身が一番大事。中身を握っていれば客は逃げるコトができない。この場合で言えば客は出店者側だ。楽天市場が顧客情報を握っている限り、他のショッピングモールなどへの引っ越しや、併設、そして本店と呼ばれる自社サイトの運営が困難になる。もっとも、楽天市場が顧客情報は各店舗の物であると言う姿勢を示して、然るべき手段を踏めば全て出店者側に情報を提供するというのであれば問題はないのだろうが。既報では、そのような内容は伝わってこない。出展者は限りなく「楽天様」の仰せの通りにコトを運ばねばならない体制が整ったワケだな。アタシには1984的な世界のように見える。
あまりにも大きくなりすぎた楽天市場は、それこそなにか大きな勘違いをしているのではないだろうか?
出展者は商品ベンダーではない。あくまでもも一軒一軒が独立した個性を持つ店舗だ。楽天に売ってもらうのではなく、楽天はあくまで売るための場所を貸すのが本来の役目だろう。もちろん気が利いたシステムやサポート体制があれば、右も左も判らないビギナーな店舗には嬉しいだろうが、それもやはり店舗を育てるための仕組みであってほしかったりする。
もう今回のようなやり方へ移行するなら、楽天側でキチンと物流リスクも背負い込むべきだろう。たとえばAmazon.co.jpのようにね。どんどん重たい部分だけ出店者に背負わせてきてるように見える。もういちど書こう、出店している店舗は商品ベンダーでも、商品の納入業者でもない。それぞれが独立した店舗なんだ。
楽天はそれを見失いかけている。そして、楽天市場にとって一番大事なのは何なのかが今回の姿勢で良くわかる。今、楽天市場にとって一番大事なのは「楽天市場」と言うブランド名。
本来であれば一番大事なのは消費者であるエンドユーザと出店者のはずが、事業の多角化などで自社のブランド名にキズを付けてしまうワケにもゆかず、頑なにブランド名を守ることに全力を尽くしているように見えてしまうのはアタシだけだろうか。
ところで、こんな騒動の最中にかなりセレブなお買い物をしている関係者が居るのだが(名指しでダレとは言わない、下手すればそれこそ訴訟問題だしね)、アレがメディアの矛先を変えるために、ドコカへ献上される品物でないことを祈りますよアタシは。
|by Nagarazoku : 06:17|コメント (0)|トラックバック (1)|
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