≪ Basil Cinnamon(バジル・シナモン) |メインページへ戻る| 鈴生りの獅子唐辛子 ≫

2005年07月05日

【 UNCENSORD - Charles Bukowski 】

UNCENSORD - Charles Bukowski実はBukowskiが好きだったりする。何年か前にマイナー・ブームっぽい現象があったから知名度も上がったし、邦訳もけっこう出てたりするが、Bukowskiは邦訳を読んではいけないと思う。Bukowskiではなくブコウスキーになってしまう気がする。語彙だけ言えば、辞書片手に読んでも充分楽しめるレベルなのだから、ぜひともBukowskiのコトバは生で楽しんでもらいたい。アタシ自身の経験からすれば邦訳は邦訳として楽しめるが、やはりあの独特の皺枯れたトーンは英語からしか伝わってこない。邦訳だとナンだか垢抜けして、Bukowskiを模した「Bukowskiスタイル」っぽく感じてしまうのだ。それじゃダメダメなのだ。

とりあえず近所の酒屋で買ってきた350mlのビールを「プシュっ!」っと空けてから、おもむろに擦り切れたペーパーバックを開くからBukowskiなのだと思う。上製本なんてもってのホカ。本の折り目も気にしちゃダメ。濡れた手でページを捲ってシミが出来ても気にしちゃダメなのだ。クーラーや暖房が効いた快適な部屋で読んじゃダメなのだ。ホコリっぽい散らかった部屋で読むのが良いのだ。できれば西成界隈の大隈アパートに1週間ばかり人知れず篭りきって、黄色く濁った空気の中にドップリと浸って読むのが良いのだ。そうすれば目で読み、アタマで理解するまでもなく、肌からBukowskiが染み込んでくる。

ところでBukowskiはCDも出してたりする。
「Charles BukowskiがCD? Lightnin' Hopkinsみたいに酔っ払って歌でも歌うのか?」ってな質問が飛んできそうだし、まぁソレも有りかなって思うけど、残念ながらそうじゃない。

欧米じゃけっこうメジャーな詩や短編の朗読だが、Charles Bukowskiもあちこちに招待され朗読を行っている。彼自身録音が好きではなかったらしいので、彼の意思かどうかは知らないが何枚かの音源があって、現在CDとして販売されている。アタシが持ってるCDも、リードを読めば彼自身が意気揚々と録音に挑んだのではないらしい。自宅のコーヒー・テーブルで、ビールを片手に3時間の録音に挑んだのが、このCDの音源らしい。そういった側面を知ると、Bukowski的にはジブンが咀嚼し、消化した世界をそっと静かに表現したかったのだろうなぁと思う。決して粗野な輩ではなく、決して荒くれオトコではない、そんなBukowskiの一面がここにあるような気がする。

|by Nagarazoku : 00:02コメント (0)トラックバック (0)

トラックバック・スパム対策のため、このBLOGへのリンクを持たないページから送られたトラックバックは自動的に拒否されます。悪しからずご了承ください。
また、このエントリと全然関係の無い内容のページからのトラックバックは、アタシ的な判断で勝手に削除します。これも又、ご了承くださいマセ。

■このエントリーのトラックバックURL ≫ http://www.nagarazoku.com/mvt/mt-tb.cgi/169



▼コメント(スパム対策のため、半角英文のみのコメントは受け付けていません。悪しからずご了承ください。)




保存しますか?