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2005年07月19日
【
キーボード雑感 】

オンライン万歳な時代になっても、年に何度かはお世話になるためタイプライターを手放すコトができない。ほとんどの場合、海外の代理店とのやり取りで初回にfill outしなければならない所定用紙がタイプライターでの記入を意図してつくられていたりするからだ。いいかげんにPDFのフォームにして欲しいと思うのだが、先様あっての仕事だからこんなトコロでモンクを言っても仕方がない。しかるに、普段は脇へ追いやられているタイプライターが机の上に出てくるのだ。
ちょっとした書面なら担当営業にまわして「やっといて」のヒトコトで済ませたりするのだが、結局「雨だれ」式のタイプの音を聞いてると不憫になって「もういいよ、オレがやるから…」っとなる。
しかしだ、タイプライターを使ってたヒトならわかると思うが、机の上にタイプライターを置いて使おうとすると、高さの具合がよろしくないのだ。今でも、普段からマシンガンのようにタイプライターを打ちまくっていれば少々高さが変わったぐらいではなんともないのだろうが、やはりせり上がったキーに対して事務机の高さで手をホームポジションに保つのは辛い。しかもチカラが入りにくい。かといってタイプライター用の小机なんぞはとっくの昔に処分ちゃってて持ってないし。しかし、こっちにも中学時代からタイプライターを使ってたんだと言う自負がある(良く考えてみれば、親父が気前良くお下がりのタイプライターを中学に上がったばかりのアタシにくれたのは、英語を勉強させるための策略だったのかも知れない。アタシが機械モノにすぐにハマる性格を見抜いていたのだろう…)。
かくして、年に何度かは昔取った杵柄的妄想に苛まれながら、不様にも指を縺れさせつつタイプライターのキーを叩くコトになる。
身体がラップトップPCのキーボードに慣れてしまうと、機械式のタイプライターが打てなくなる。これは、機械式のタイプライターのキーはストロークも大きいし、指にチカラも必要とするからだ。ラップトップのようにキーを「軽く押さえる」だけではタイプバーは動いてくれない。物理的にキーを「押し込み」、印字用のリボンにタイプフェイスを「叩きつける」だけのチカラが必要なのだ。電動式のタイプライターなら、デスクトップPCで、
Happy Hacking Keyboardのように機械式のキーボードを使っている限り、キーのストロークやカチカチとしたメカニカルな動きに対する違和感はそれほどでもないのだろうが、アタシの場合PCのキーボードはラップトップ・タイプの薄型を好むし、タイプライターは機械式が好きだから困る。
2000年の声を聞く頃まではPCでもメカニカルキーボード派だったのだが、ここ5年ばかりは
OKIが出しているMINI KEYBOARDを2世代に渡って使っている。ThinkPadと同様にトラックポイントがついているのでマウスを意識する必要がないし、現行バージョンではスクロール機能も備えているので本家より使い勝手が良かったりする。ラップトップPCと同じ構造なので、キーのストロークも違和感無く使える。
困ったコトに、この「違和感無く」が問題なのだ。
お買い得PCに付いてくるヘニャヘニャしたキーボードで5分もタイプしてると気が狂いそうになるし。iBookの「なんじゃこりゃ!」キーボードなんか、いきなり剥ぎ取って(不幸にも簡単に外れる)ブーメランよろしく部屋の片隅に投げ飛ばしたくなるし。
「違和感無く」を優先せずに、普段からオールマイティで作業できるようジブンを鍛えておけば良いのだろうが(鍛えるって言っても、すっごく低いレベルの話だな…)、それはそれで違うような気もするし。
タイプライターを引っ張り出して作業をする度に、こんなコトを悶々と考えたりする。
|by Nagarazoku : 12:13|コメント (3)|トラックバック (0)|
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お世話になっております。
ああ、タイプライターだ!
私の部屋の押入れの中にも、たしか手動のが1台あるはずです。学生時代に「英文科出身なら英文タイプぐらい打てないと」といわれて20年以上前に買ったやつで、当時は夜中にマニュアルを横に置いてパシパシ練習しておりました。(根性だけは一人前でした。)
しかし、わたし小指の力が結構弱く、手動だと印字の濃さが極端にムラになりました。だから、就職してはじめて機械式の英文タイプライターをいじったときは、感動しました。小指の力が弱くても、すべての印字が均等にクログロではないですか。
今では、オフィスでタイプライターを打つのは、DHLとかFEDEXなどの複写式の伝票ぐらいでしょうか。でも当時のマニュアルには「英文のどんな書類でも作れる」みたいなことが書いてありました。ボールペンとタイプライターの機能をうまく使った罫線の引き方なんていいうものも、マニュアルに書いてあった記憶があります。
投稿者 ふくしまゆみ : 2005年07月20日 16:51
> ふくしまゆみ様:
電動式のタイプライターと機械式の差って歴然ですよね。アタシなんかずっと機械式で、初めて会社勤めをしてコンピュータを触った時、キーボードを叩く手にチカラが入りすぎてて先輩に怒られてばかりいました。キーボードを潰す気かと…。
タイプライターと言えば刑事コロンボの「魔術師の幻想」で使い捨てのリボンを使った謎解きがありました。登場していた刑事にタイピングの名手が居て、恐ろしいスピードでタイプしてたのを覚えてます。ナニゴトも登りつめるとあすこまで上達するのだとガキンチョながらに感心してましたヨ。
投稿者 Nagarazoku : 2005年07月20日 19:13
刑事コロンボと聞いて、再び出てまいりました。
タイプライターと刑事コロンボといえば、わたしにとっては「構想の死角」の冒頭です。確か推理作家コンビの才能のないほうが、才能のある方を殺すという筋だったと思います。監督はスティーブン・スピルバーグ青年でした。
投稿者 ふくしまゆみ : 2005年07月21日 00:08