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2005年06月11日
【
梅雨の中にある美しさ 】

子供の頃は梅雨が嫌いだった。雨は別に嫌いではないのだが、長々と雨が続く雨季はなんだかキブンがサエなくって(普段からサエもキレも無いのだが…)嫌だった。ゴム長を履いて出れば、ドコぞの水溜りやドブの中を歩き回ってゴム長の中に水を入れてグチャグチャにしながら帰って来る。傘を差せば傘のホネを折って帰ってくる。ナンだカンだと良く叱られたもんだ。そういえば昔は傘のホネや、鍋の底に空いた穴を塞ぐ修理屋さんを良く見かけたが、最近はめったに見かけなくなった。
梅雨の季節の花、紫陽花もあまり好きではなかった。実家の庭に何本か植わっていたのだが土があまり肥えてなかったせいか、花の色もサエないように思えた。紫陽花を綺麗だと思い始めたのはこの2~3年のコト。それでも自分で持ってる植木の中にまだ紫陽花は無い。育て上げる自信がないからだと思う。今はまだ、ご近所の庭先に植わっている紫陽花を目で追って楽しませてもらっている。
今年、紫陽花の花が開き始めてからずっと待っていた。梅雨に入って雨も風も強くない日、そして雲があまり厚くない日を。そんな日だったら雨露を纏った紫陽花を、梅雨のもの悲しい自然光の中で写せるのではないかと、そのチャンスをずっとうかがっていた。今朝、そのチャンスが巡ってきた。一瞬、雨脚が弱まって雲が薄くなった。
今にも羽ばたき出しそうな蝶のような紫陽花の花を見て、梅雨の中にも美しさがあるのに気が付いた。梅雨の季節を、少し楽しめるようになったジブンを見つけてチョット嬉しかったりする。
|by Nagarazoku : 00:14|コメント (0)|トラックバック (0)|
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