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2005年05月17日
【
生協の構造改革に思う 】
興味の無いヒトにはあまり「ピン!」とは来ないと思うが、ココ15年ばかり日本の生協はチョットおかしい。いずみ市民生協の元理事が同生協を完全に私物化し、組合員の出資金でハワイにコンドミニアムまで買った事件は氷山の一角に過ぎない。同生協を去った元理事も、近隣の生協が出資する株式会社の役員としてキッチリ席を確保してたりして、アレコレ調べてみると面白い。そのウチ、誰かがスッパ抜きで積もり積もった日本の生協の闇の部分を洗いざらい書いてくれるんじゃないかな、なんて思ってたりする。
健全堅実と60年代から80年代にかけて世界中の生協から高く評価された日本の生活協同組合は、バブルの崩壊と共に、実は実力なんてなかったコトをさらけ出した。ケッキョク普通の企業と同じだったワケだ。
最初に断っておくが、各単協(各地域生協)の現場の方々の努力は知っているつもりだ。組合員に近ければ近い程、細かな配慮で日々の業務がこなされていることも理解している。しかし普通の企業と同じで、立場が上になればなる程妙な勘違いや政治色が濃くなっていくのは、とてもじゃないが納得できないハナシだ。自分たちのバイイング・パワーを傘に、ベンダーを泣かし生協側の20%の利益を確保する。日本生活協同組合連合会(日生協)が間に噛んだ商売なら、更に10数パーセントの利益を確保する。ベンダーからの接待旅行に接待ゴルフ。ワケも無く酒を無心する権利や特権があると勘違いするアタリは民間企業以下だと思う。上層部が考えるのは自分の成績、ジブンの取り分。
バブル崩壊後、日生協のチカラが弱まり各単協の発言力が強まった後、こういった傾向も多少は是正されたが、それでも相変わらずな部分はある。
枕はさておき、各地域生協の上層団体である日生協がこの度「
2010年ビジョン」という構造改革方針をまとめた。改革の主軸は中規模の食品スーパー型の展開にチカラを注ぐこと、らしい。アホラシイ。
他の流通とパイを食い合ってどうするのだ?
生協が民間企業と同じコトをするのなら、もはや生協じゃない。
日生協もとっとと解体して、渋谷の二等地にある持ちビルも売却してくれ。日生協や単協の職員が移動するしたり通信したりする経費や時間が無駄だ。
確かに「生活する者の不足を補おう」「共同で助け合おう」と言うビジョンなど、とっくに謳い文句だけになっている。しかしこんな時期だからこそ、他の流通との差別化を図り、自らが持つコア・コンペテンシを活かそうとは思わないのか。
少子高齢化が進むと言うコトは、それだけ個別配送や地域での助け合いを軸にした共同購入に対する期待が高まるのではないか。長期的な展望であれば、注力すべくはそのベクトルではないのか。実験レベルや、エクストラ・チャージでの個別配送は開始されて数年が経つが、あくまでも補完的なサービスから脱していないのはナゼだ。本来であればそこへ投入すべきリソースを、一見華々しくみえる流通の表舞台で無駄使いしているからではないのか。あれだけ失敗を繰り返して、まだ気がつかないのか。
人口が減ってパイの取り合いが始まったら、今のような役所体質(役所の皆さんには失礼な表現だが)では益々勤まらない。だったらそろそろ方向転換して、本来の姿に戻るべきではないのか。逃げ切り組みの世代は充分に良い思いをしたハズだ。これ以上過去の栄光を追いかけないで欲しい。そろそろ本気で組合員のコトや、生協の将来を真剣に考えている職員に道を譲って欲しいもんだ。
|by Nagarazoku : 00:03|コメント (0)|トラックバック (0)|
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