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2005年04月16日
【
サービスの住み分け 】
最近なにかと話題の郵政のアレコレも、JRや第三セクターの課題も、古くて新しいNTTの問題も、行き着くところサービスの住み分けが出来ていなトコロに、民営化のハナシを持ち出すからテンヤワンヤになってしまうのではなかろうか。黒塗りの車で送り迎えしてもらっちゃってりしてる人たちは、とかくナンでも力任せにやろうとしすぎ。自分の考えだけをゴリ推ししすぎ。サービスを受ける側の立場を、そして現場で働いているヒトの立場をもっとキチンと考えてください。オネガイシマス。
この構図、ドコかで見たなぁと思ったらScott Adamsの迷著、Dilbertシリーズに
Seven Years of Highly Defective Peopleそのもの。現場を知らないから上に行く。ワカラナイところに上の方からクチを挟んで現場が右往左往する。現場の負担が増える。客からクレームが付く。言い出しっぺの親方とか旗振り連中は、上納金だけ掠め取って、とっとと違う他人の畑で(良かれと思ってだろうけど)何かしようとしてたりする。
サービスを提供する場合、それがどんなに小さなモノであっても、基本となるバイタル(vital)なサービスと、それを拡張するための補完的なサービスに分けて考える必要がある。決して基本サービスと補完サービスを混同して考えてはならない。そして同じように扱ってはならない。国が国民に提供するものだろうが、家庭内のモンダイだろうが、彼氏と彼女のヤヤコシィ関係だろうが、銀行の基幹系システムだろうが、ナンチャッテWebサーバだろうが、この考え方は常に意識しておく必要がある。ナゼナラ、基本となっているバイタルなサービスは、そのサービスの趣旨であり、意図であり、存在理由でもあるワケ。そいつを蔑ろにしちゃうと、本末転倒なになちゃう。
「
電話の赤字地域単体を補てん対象に」なんてニュースも流れてるし。大丈夫だってコトで電電公社を民営化したんじゃなかったけ?って言うか、どう計算したのか知らないケド、こんなやり方じゃ最初から無理だし。全国あまねく電話を提供するってコトは、最初にされてたお約束でしょ? そのために(クソ)高い電話加入権とやらを買って、みんなで持ち合いして電話線を引き、施設を作り、維持管理は御国にまかせましょうってコトだったハズ(最初は)。わざわざ民営化して、美味しい部分だけ持ってちゃった人たちも居てるわけだし(スピンオフした現場作業会社やソフト開発事業やSI事業とか移動体通信とかね)、結局本業を骨抜きにして、その不採算を政府が負担で補填するってコトはどう言うコトなのさ。国民の血税を使うってコトじゃないの? 民営化した時の責任はどうなってるのサ? バカバカシイじゃないですか。
こんなの見てると、結局のトコロ黒塗りの車で送り迎えしてもらうヒトタチにとって、末端の庶民や現場の人々のコトなんて他人事なんだろうな。(利権やナニやらが絡むから)自分の主義主張を通したいだけなのだなって思っちゃう(みんな思ってるだろうケド)。彼らはJRが民営化になって、廃線や三セクに委譲した業務の破綻が進むの見てて、ナンとも思わんのだろうか?
民営化の目的は往々にして、民間の事業に切り替えて健全な経営体制でサービスを云々ってカンジだけど、健全な経営体制は民間でなくても出来たりするのよ。確かに公で運営していてアグラをかいちゃってる部分や、不採算な部門もあるよ。でもね、それが民営化されたからって治るワケじゃないのヨ。そういった問題は民営化による市場競争云々ではなく、モラルとしてキチンとカタをつけて欲しいワケさ。そして、やはり国というモノに意地でも維持して欲しいバイタルなサービスがあったりするワケですよ、コクミンは。たとえば50円で一両日くらいで全国ドコでもハガキが届いたりね、そういったサービスはナニがなんでも死守して欲しいのですよ。
視点を変えて、補完的なサービスが本当に必要なのかどうかを切り分けて考えられないものかしら? たとえば郵パック。いらんでしょ、キッパリ。ヤマトさんサガワさん、ペリカンさんに小熊さんやその他諸々、これ以上どうしましょう? そそういやペリカンさんなんてもともと国策会社ですから。
「郵パック」残したかったらブランド名だけ残して、それこそ民間に入札で丸投げしてください。だって、今だって実際の集荷や配荷は下請けの民間業者にやってもらってるんだし(一部は郵メイトさんです)。ブランド残して丸投げしたら、採算の合わないものはユーザにも業者にも受け入れられずに淘汰されるから、わかり易いデス。ソレが市場ってもんでしょう。実地に基づいた国民投票ってコトです。
簡易保険もそう。契約を民間に譲渡して止めちゃってください。そして原点に立ち返ってください。基本サービスだけを維持することに専念してください。基本サービスの提供を国が請合ってくれていれば、そこにムダがなければ、国民は多少の出費も納得するハズです。
郵政が民営化されて、遠隔地や僻地へのハガキが1枚300円とかになったらどうすんの? 運営が立ち行かなくなって、助成金をねだられたらどうすんの? アッ、そうか、その頃には、今ガチャガチャやってるお偉方はみんなドコかへ去ってるから平気か。そうね、泣くのはその時の担当官とか国民なのね。納得ナットクって、そんなの納得するワケないじゃん!
相変わらずモンダイだらけのJRしかり、今回の電話の赤字地域のモンダイしかり、足元からフツフツと課題が湧き出てきてるのに、まだわからんとは、ホンマにHighly Defective Peopleが多いわ。
提供しているサービス全体を見て、原点に帰りましょう。そのサービスの意図をもう一度おさらいしましょう。それは国民にヒツヨウなものですか? だったらソレを維持してください。集中と選択ってコトバはもう古いのかもしれないけど、本当に求められているのはそういうコトです。後の尾鰭背鰭はうっちゃっておいてもこの際良いのだ。
|by Nagarazoku : 00:03|コメント (0)|トラックバック (0)|
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