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昔々Windows95が登場する前、NECのPC-98が一世を風靡したコトがある。飛ぶ鳥を落とす勢いと言うのはマサにあのコト。マイクロソフト社のMS-DOSと言うOSで動いていたのだが、それが微妙にNEC仕様になっていた。技術的な背景もあったのだが、自社へ顧客をロックインしてしまいたいという思惑も多大にあった。どこの世界にも、そういったプロプライエタリ(proprietary)なロックインに挑戦しようとするゲリラ派はいるもので、当時そのNECに挑戦したのがEPSONだ。そう、現在プリンターでブイブイ言わせているセイコー・エプソン。「我こそが長野を代表する、世界的な企業だ」と、最近大きく勘違いをし始めたセイコー・エプソン、当時はNECのPC-98の互換機なるものを作り、おまけに購入者にはNEC仕様のMS-DOSのプロテクトを外すためのプログラムを堂々と提供していた。バージョンが上がってプロテクト解除ができなくなると、ご親切に新バージョンのプロテクト外し用プログラムが入ったフロッピーを郵送してきてくれたりもした。いやぁ、今思えば牧歌的な時代だったな。
知的所有権や知的財産ってなコトバも最近は「知財」などとワンワードで表記されることが増え、コトバそのものは市民権を得てきたが、その実際はどうだろうか? 上述は極端な例だが、昨今でも有料の音楽配信サービスに対するプロテクト外しのイタチごっこが続いている。
コピーレフトなオープンソース、そしてフリー・ソフトウェアはすばらしい文化だと思うし、アタシ自身、それで仕事が成り立っている部分も多大にある。顧客にソリューションとして提供している事実Webアプリケーションは、OSの部分から全てをオープンソースに頼る場合がほとんどだ。ましてや、日ごろからお世話になってるviやPerlもその中に入れるとすると、有償のOSを利用していた場合ですら、知らない間にオープンソースに助けてもらってることになる。
しかし先の音楽配信サービスに対する例のように、企業や組織が経済活動として行っているサービスに対し、不当なプロテクト外しがオープンソースの世界で公然と行われているのは納得できない。偶然にもそうなったとか、たまたまサービスに接続したら音楽ファイルを無料でダウンロードできたとかではなく、最初から「それ」を意図して開発が進められているコトが問題だと思うワケだ。様々な理由が表明されているが、泥棒行為を幇助していること自体になんらかわりはない。有償のサービスを提供し、直接の影響や被害を受けている各社は無言で策を講じて対応を図っているものの、そろそろオープンソース・コミュニケーション自体が、他者の経済活動を攻撃するような行為に対してなんらかの対応行わないと、チト、マズいことになりはしないかと心配してしまう今日この頃だったりするワケだ。
|by Nagarazoku : 22:06|コメント (0)|