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アタシは以前勤務していたことがあるにも関わらず、いや、関わっていた世界だからこそ広告代理業がキライだ。アタシは単位を取得しサーティフィケートを取得しているにも関わらず、いや勉強をしたからこそ、マーケティングがキライだ。嘘を嘘で塗り固めているとは言わないが、不必要とも思える付加価値を押し付けて、結果を出さずに、それを論理立てて正当化しようとするその姿勢が大嫌いだ。それでいて実しやかに数字を語ろうとするあたりがナ・サ・ケ・ナ・イ。
「cookie」をご存知だろうか? Webブラウザがサイトにアクセスした際、サイト側の意図でPC側に送り込まれるデータだ。RFCの2965に詳細な仕様が記されている。このcookieについて昨日JupiterResearchが発表した調査報告で、広告代理店や一部のマーケッターが右往左往しているらしい。なぜなら、今まで彼らが顧客に謳ってきた統計数字が、いかにイイカゲンであるかを示してしまっているからだ。
広告代理店やマーケッターなどはこのcookie情報を利用して、ユーザの行動をトレースして、その動向を的確に分析できるとしていたのだが、このロジックは崩れるべくして崩れた。件の調査報告では、Webブラウザを利用しているユーザの58%が「cookie」ファイルを削除したことがあるとしている。39%は毎月削除(クリーンナップ)していた。元来cookieはあくまでテンポラリに擬似的なセッションを確立するためのもので、真のスティッキーネスを実現するものじゃない。HTTPではセッションを確立できないからこそ、擬似的にcookiでそれを代替しているだけなのだから。
テキトーにcookieをユーザのPCに放り込んで、無責任に放置したり、テキトーにサーバ側でcookieを読み出すだけで、そんな素晴らしい統計数字が得られるなら誰も苦労しない。これまで随分コノ手のハナシのpros and consを顧客に説いてきたアタシとしては「ホレ見たコトか!」と内心思ってる。
先の調査結果によれば、cookieを「セキュリティとプライバシーの侵害だと考える」ユーザーが38%、「セキュリティとプライバシーを守るために削除する」ユーザが44%にも上っている。間もなく個人情報保護法案も完全施行される。こういったマーケティング目的のcookieの乱用も、業界がそろそろ真剣に考えガイドラインを設けるべきじゃないだろうか。
|by Nagarazoku : 10:04|コメント (0)|